Snow Monkey Formsのカスタマイズ 【確認画面・スタイルの変更など】
本記事では、WordPressプラグインの「Snow Monkey Forms」を使ったお問い合わせフォームのカスタマイズ方法を解説します。
この記事を読むことによって、「Snow Monkey Forms」で確認画面を表示する方法や、画面の遷移状態を示すプログレストラッカーを表示する方法がわかるようになります。
この記事を書いている僕は、エンジニア歴が約4年で、WordPressのテーマ作成については、新規作成とメンテナンスを含めると100サイト以上は対応した経験があります。
本記事の内容
- Snow Monkey Formsの確認画面を追加する設定方法
- Snow Monkey Formsでプログレストラッカーを追加する設定方法
- Snow Monkey Formsのフォームスタイルを変更する方法
- Snow Monkey Forms 管理者宛メールの詳細な設定
- Snow Monkey Forms 自動返信メールの詳細な設定
- 本記事で最小限に整えているCSSのサンプル
Snow Monkey Formsの基本的な使い方については、前回の記事「【簡単】 Snow Monkey Forms の使い方・設定方法 【WordPressお問合せフォーム】」にて解説しています。
Snow Monkey Formsの確認画面を追加する設定方法
Snow Monkey Formsでは、お問い合わせフォームの設定を変えることによって、管理画面を表示するようにできます。同じページURL内で遷移する確認画面ですが、こだわりがある場合以外は十分かと思います。
確認画面を追加する方法
Snow Monkey Formsの設定画面にいき、「フォーム設定」で「確認画面を使用する」をONにして保存します。これだけで完了です。
項目を入力して、「確認画面へ」をクリックして進むと、確認画面が表示されるようになります。
「戻る」をクリックすれば入力に戻れ、「送信する」をクリックすればお問い合わせが完了します。
Snow Monkey Formsでプログレストラッカーを追加する設定方法
プログレストラッカーというのは、お問い合わせであればユーザーが今どういう状態なのかの進捗を表示してくれるものです。
設定方法はこれも簡単で、「フォーム設定」で「プログレストラッカーを使用する」をONにして保存すれば完了です。
お問い合わせフォームの上部に、現在のステータス「①入力」→「②確認」→「③完了」がわかるように表示が追加されます。
▼フォームで入力
▼確認画面
▼送信完了
個人的にはこのプログレストラッカーの機能はかなり強力な機能だと思いました。
EFO(入力フォーム最適化)をする上で重要な部分でもあるので、ここまで簡単にプログレストラッカーの実装ができるのであれば、安い予算のクライアントについても対応が可能です。他のプラグインだと見たことがなかったので、この機能だけでもSnow Monkey Formsを使う価値があるなと個人的には思いました。
Snow Monkey Formsのフォームスタイルを変更する方法
Snow Monkey Formsでは、フォームスタイルを管理画面から変更することが可能です。
大まかなレイアウトを簡単に変更できるので便利です。
Snow Monkey Forms設定画面の「フォームスタイル」項目でプルダウンを変更し、保存すれば設定完了です。
フォームのスタイルを変更することが簡単にできます。
デフォルト
Simple table
問い合わせ項目が左に、入力欄が右側に配置され、テーブルのような表示になります。
Letter
項目欄の下に入力欄が配置され、入力欄は画面いっぱいまで広がります。
Bussiness
問い合わせ項目が左に、入力欄が右側に配置され、項目の背景に色がつき、全体が線で囲われるようなレイアウトになります。
Snow Monkey Forms 管理者宛メールの詳細な設定
Snow Monkey Formsの設定画面で、「管理者宛メール」項目より、問い合わせがされた時に管理者へ通知されるメールの内容が編集できます。
To(メールアドレス)
必須なので、問い合わせがきた時の通知用メールアドレスを必ず入力します。
件名
通知されるメールの件名です。
Body
通知されるメールの本文です。
デフォルトの「{all-fields}
」であれば、すべての項目が表示されますが、「name属性名」と「入力内容」が通知されます。
クライアントに納品するときなどは、分かりやすくカスタマイズすると良いかもしれません。
name属性をブレス{}
で囲んで、{name属性}
とすることで内容が表示されます。
name属性は、Snow Monkey Forms設定画面で入力欄(input)のブロックをクリックすると変更できるようになっています。
name属性は、初期値では以下のようになっています。
お名前 → fullname
Eメール → email
メッセージ → message
初期値の{all-fields}のまま、お問い合わせすると通知メールは以下のような内容になります。
▼管理者宛メールのBody
{all-fields}
▼届くメールの本文内容
fullname:
山田 太郎
email:
info@example.com
message:
ここにテキストが入ります。
「管理者宛メール」の「Body」を以下のように変更すると、届くメールの内容が見やすくなるかと。
▼管理者宛メールのBody
お名前:
{fullname}
Eメール:
{email}
メッセージ
{message}
▼届くメールの本文内容
お名前:
山田 太郎
Eメール:
info@example.com
メッセージ
ここにテキストが入ります。
送信された内容が変わりました。
From(メールアドレス)
送信元として表示されるメールアドレスを任意に変更できます。
送信者
送信者の名前を任意に変更できます。
Snow Monkey Forms 自動返信メールの詳細な設定
お問い合わせがあった際に、問い合わせをしたユーザーのメールアドレスに自動的に返信メールを送る設定になります。
デフォルトでユーザーに自動返信メールが送られるように設定されています。
To(メールアドレス)
ユーザーのメールアドレスのname属性を変えていなければ、デフォルトの{email}
を入れておきます。
未入力にする(初期設定の{email}
を消す)ことにより、自動返信メールを送らないよう設定することも可能です。
件名
自動返信メールの件名です。
Body
自動返信メールの本文です。
初期設定の{all-fields}
だと、項目のすべてがメール本文に記載されます。(管理者宛メールと同じです。)
ただ初期設定だとname属性名などで表示されるため、カスタマイズしておいた方が親切かと思います。
例えば以下のような感じです。
お問い合わせありがとうございます。
確認の上、ご連絡を差し上げます。
お問い合わせ内容
お名前:
{fullname}様
メールアドレス:
{email}
メッセージ
{message}
From(メールアドレス)
送信元として表示されるメールアドレスを任意に変更できます。
送信者
送信者の名前を任意に変更できます。
本記事で最小限に整えているCSSのサンプル
本記事では以下のCSSを当てて、最低限の見た目のみ整えて対応しています。ご参考まで。
.snow-monkey-form {
max-width: 700px;
width: 100%;
margin: 20px auto 100px;
}
.wp-block-snow-monkey-forms-item {
margin-bottom: 20px;
}
.smf-item__label {
margin-bottom: 10px;
}
※フォームスタイルを「Bussiness」に設定する際は、.wp-block-snow-monkey-forms-item
のmargin-bottom
は設定しない方がいいです。
テーマのCSSに追記するか、固定ページなどであればカスタムHTMLで、styleタグで囲った内容「<style>【上記のCSSを書く】</style>
」のブロックを最上部に挿入するようにします。
おわり
Snow Monkey Formsのカスタマイズ方法を解説しました。
「Snow Monkey」というテーマの製作者はキタジマさんという方なのですが、僕が初めて知ったのはコーダーになりたての頃に、「WordPressサイトを10分で立ち上げる方法を目の当たりにした」という記事を読んだ時で、驚愕したのを覚えています。すごい人がいるのだなと。
記事の内容を要約すると、WP-CLIを使ってWordPressサイトを10分で立ち上げるという内容です。
ちなみにこの記事がキッカケで僕もWP-CLIも使い始め、「WP-CLI & Dockerで「爆速」WordPress環境構築」という記事まで書いています。
ということで、Snow Monkeyの作者の方はすごい方なので、Snow Monkey Formsの使い勝手がよいと思った方は、このプラグイン製作者の方が作成しているWordPressテーマ「Snow Monkey」についても検討してみるといいかもしれません。けっこう人気みたいです。
ご参考になれば幸いです。
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