Written by TSUYOSHI

30代後半で未経験からエンジニア転職してみた感想

FREELANCE WORK

僕は現在はフリーランスエンジニアとして活動していますが、もともと30代後半で未経験からエンジニア就職しています。

未経験から3年経過していますが振り返りを含めて、30代後半で未経験からエンジニア転職してみた感想を記事にしたいと思います。

本記事の内容

  • 未経験で始めてから現在までの経緯
  • なぜ30代後半&未経験からエンジニアを目指したのか
  • 30代後半なのに、なぜ就職できたのか
  • 経験者と未経験者の決定的な違いは作業スピード
  • 経験年数と実力は比例しない

30代後半から未経験でエンジニア転職してみた感想


未経験から就職して1社目はとても大変で、特にメンタル的にも壊れる寸前までいったので、本当に大変でした。

このとき僕は自分で求人サイトから探して応募したこともあり、30代後半で未経験から就職できた会社は、他の人が就職したがらない、やや労働環境がブラックな企業だと後からわかりました。

ただ、それらを乗り越えたフリーランスエンジニアの今は、会社員時代の2倍以上は余裕で稼げているので、未経験からプログラマーに挑戦して本当によかったなと思っています。

就職先がブラック企業かもしれなくても、飛び込んで挑戦したから今の僕があると思っています。

未経験で始めてから現在までの経緯


僕は30代後半(37歳)の時に未経験から、Web制作会社でHTMLやCSSを書くコーダーになり、そこから始めました。

IT系の営業・事務系の仕事メインで10年ほど働く

退職して、プログラミングスクール(職業訓練学校)へ6ヶ月通う

未経験から、Web制作会社へ入社(1社目)して、7ヶ月ほど勤務して退職

Web制作会社へ転職(2社目)して、8ヶ月ほど勤務して退職

フリーランスエンジニアに転向

今に至る

フリーランスエンジニアに転向した以後は、企業に常駐するのをメインに、受託で仕事をしたりもしています。

厳密には新卒で就職した企業ではSEをしていたので未経験ではないかもしれませんが、C言語というWebとは関係ないプログラミング言語で組み込み系(機械に近い部分)であり、SEを辞めてから10年以上経っていてHTMLやCSSすら全くわからない状態で始めたので、ゼロベースでイチから勉強しました。

なぜ30代後半&未経験からエンジニアを目指したのか


僕はIT業界の営業系の仕事をしていたため、未経験の人がプログラマーになることの難しさを人一倍、理解していたと思います。

それなのになぜ目指したのかと言えば、30代後半に差し掛かった自分が会社に雇われず、これから楽しく仕事を続けるにはどうしたらよいかを考えた時に、プログラミングを身に着けたいと思ったからです。

僕は70代・80代になっても楽しく仕事をしていたと思っていて、そのためには自分で仕事を作って稼ぐ必要があります。
サラリーマンではたぶん60代までしか働けないし、リストラに怯えて仕事しなければならないかもしれません。

いつまでも仕事を続けるためには、フリーランスか会社を作ることだと思い、個人でやっていくにはプログラマーになるのが自分には合っていると思ったため、プログラマーへの道を目指しました。

今は他の人のお手伝いをする立場でサービスやWebサイトの制作していますが、いずれは自分のプロダクトを自分で作る立場に移行できればと考えています。

将来、ノマドワーカーとして東南アジアを旅しながらプログラマーの仕事ができたら幸せだなあと思ったりしています。

30代後半なのに、なぜ就職できたのか


以前はIT業界に「35歳定年説」があったように、30代後半から未経験でエンジニア就職するのは難しいと思われるかもしれません。
たしかに20代と比べれば難易度は上がりますが可能です。

30代未経験からの就職は数をこなすことが重要

ポートフォリオを作って準備をきちんとするのは大前提ですが、企業を探して多くの応募をするのは重要です。

もちろん長く働く場所になるので、きちんと選別はして、その上で応募数を多くし、挑戦の回数を増やします。

数をこなすと面接に進める企業は出てくると思うので、面接でやりとりした質問とその回答を必ず後でメモして振り返るようにしましょう。

面接をする度にブラッシュアップを繰り返せば必ず採用される

面接を繰り返すとその経験から以下のようなブラッシュアップが可能になります。

  • 反省点が出てくると思うので職務経歴書のPRに反映させる。
  • 質問されてわからなかったことは後で調べて自分の知識にして、次回面接でそれを述べる。
  • 面談時の受け答えをブラッシュアップしていく。

ブラッシュアップを繰り返せば、面接をする度に自分のレベルが上がっていくので、必ず採用までたどり着けるはずです。常に改善しながら挑戦し続けるというのが非常に重要だと思います。

自分で仕事をとる受託型のフリーランスにいきなりならなかったのは自信が無かったから

僕は営業経験がそれなりにはあって、自分で仕事を取ることも可能かもしれないと未経験の頃から思ってはいました。

ただあまり営業が好きでないことに加え、自分の実力で技術的な対応ができるのか不安だったので、就職して経験を積もうと思ったのが就職した理由です。

技術スキルをつけるには就職する方が圧倒的に成長できます。それはチームで対応するので、他人のスキルを盗むこともでき、急速にレベルアップできる環境に身を置くことができるからです。特にできるエンジニアと一緒に仕事をすることは大きな成長につながります。

僕は一旦就職をして本当によかったと思っています。いきなりフリーランスになったとしたら今ほど成長できていたか正直わかりません。

フリーランスになった今も、僕は正社員時代のスキルをベースに成長できたため、スキルは一定以上持っています。
そのため、企業に常駐する仕事であれば無限にあるので仕事が無くて困ることはないため、気持ち的には安心感があります。

人によりけりですが、一度、就職して技術スキルを磨くこともよいのではないかと思います。

経験者と未経験者の決定的な違いは作業スピード


プログラマーになってから3年以上経ちますが、改めて経験者と未経験者での違いで思うことがあります。

経験者と未経験者で圧倒的に違うのは「作業スピード」です。

経験者は難しい仕事も対応できるという違いはあるのですが、経験者と未経験者が難易度の低い同じ仕事をした時に、経験者は圧倒的にスピードが速く正確です。

おそらく未経験で就職した人はこの差を見て、諦めてしまう人がいるのではないかと思うくらい、圧倒的な差があります。

スピードの壁を超えるには量をこなすしかない

これを克服するには、数をこなして「慣れる」ことが最も重要です。
慣れるとスピードは上がるため、未経験者でも意識さえしていればいずれスピードは速くなるので気にする必要はありません。

経験上、逆のことも言えるのですが、一度慣れても継続していないと作業スピードは落ちてしまいます。
僕はもともとHTMLコーディングをメインに仕事をしていたのですが、フリーランスになってからはJavaScriptのコーディングメインになり、HTMLコーディングはあまりしていませんでした。

最近、またHTMLをコーディングし始めていますが、スピードが以前のバリバリHTMLを書いていたときよりも落ちたかもと思っています。これもやっていればまたスピードはすぐに復活するのですが。

経験年数と実力は比例しない


プログラマーの世界は圧倒的な実力主義の世界です。

実際に会ったエンジニアで例えば、経験年数があっても実力不足で試用期間でクビになる正社員がいたり、逆に20歳そこらで40歳のベテランを凌駕する実力を持っている人もいます。

プログラマーは実力さえあれば、経験年数が少なくても高収入を得ることができます。

技術力だけではなく戦略も重要

フリーランスのエンジニアになった時に思ったことですが、技術力だけでなく、戦略が重要だなと思っています。

僕が初めてフリーランスエンジニア(フロントエンド)になる時に、業務経験はなかったReactをES6で書いたポートフォリオがあり、そのGitHubを見てくれたエンジニアの方の評価で、当時の僕にはかなり背伸びした案件にいきなり参画することができました。

当時はReactができるエンジニアが今以上に不足していて、バージョンアップや仕様変更が激しいReactをJavaScript経験者は敬遠していたため、未経験の僕がその隙を突いて潜り込むことができたのです。

新しい技術は経験者も未経験者も経験値は少なく同じ条件であるため、新しい技術に挑戦することは意味があることを身を持って僕は知りました。

業界の採用基準は経験年数だけど、準備と挑戦をすればチャンスはある

実力があっても、仕事を取る際や就職する際には、採用する側はその人が信用できるかがわからないため、どんな経験があるのかで判断され、ふるいにかけられます。

例えば「◯◯の経験年数が3年以上」と書いてある募集の必須要件があった場合、自分の経験年数が条件を満たしていないと応募しづらいかと思います。
しかし、その経験分の実力があると自信があるならばポートフォリオを用意して準備をしておけば、応募すれば何社かに1社は引っかかると思います。

経験年数が少なくても高収入を目指したいフリーランスは、営業の量をこなすことと、準備をしておくことは重要な要素だと思います。

まとめ

  • 未経験から目指した理由は、将来も個人でやっていくにはプログラマーになるのが自分には合っていると思ったため。
  • 30代後半で就職できたのは、ポートフォリオを作って応募の数をこなし、ブラッシュアップをし続けたから。
  • 経験者と未経験者の決定的な違いは作業スピード
  • 経験年数と実力は比例しない

すべてのことに言えるのは、挑戦の数を増やして、それを継続し続けるということではないかと思います。

ご参考になれば幸いです。

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