フリーランスのエンジニアが週2で案件を探す方法
本記事では、フリーランスのエンジニアで週2日で働きたいけど、どうやって週2日の案件を見つけたらよいか分からない、週2日で働くメリットやデメリットが知りたいという疑問について解説します。
本記事の内容
- フリーランスのエンジニアが週2で案件を探す方法
- フリーランスのエンジニアとして週2日で働くメリット・デメリット
- 【注意点】前年が週5日で週2日に切り替えた時は税金面に注意する
この記事を書いている僕はエンジニア歴4年でフリーランスとして活動しています。現在もフルリモートで週3日案件で稼いでいます。
フリーランスのエンジニアが週2で案件を探す方法
週2日の案件をフリーランスのエンジニアが探す方法は大きく分けて以下の通りです。さらに細かく用途は分類されるので詳細は後述します。
- 副業・週2〜3が前提の求人サービスで案件を探す
- 週5日で働き、実績を残してから契約更新のタイミングで週2日にできないかを交渉する
つまり、フリーランス エンジニアが週2日の案件を探す際には、「副業として探す」「週2〜3前提案件を探す」か「既に週5日(もしくはそれ以下)で働いていてさらに週2を打診」のパターンのどちらかになると思います。
副業が前提の求人サイトで案件を探す
スキルが低くても単価を調整することによってチャンスはあるので、現実的な探し方です。こういったサイトでは、リモートワークや週2〜3での働き方前提の案件が多くあります。週2日で案件を探す方法の詳細は「【リモートワークの始め方】フリーランスのエンジニアがリモートの案件を獲得する方法」の記事で紹介しているサイトで案件を探すのがオススメです。
週3日の案件を見つけるのに最適なサイトの一例
- シューマツワーカー
単価は低めな案件が多いが、週末に副業前提のリモート週2案件が多い。 - SOKUDAN
週2〜3の案件が見つけやすい。リモートを前提とした案件も多いのが特徴。 - doocy Job
単価も高めの良質な週2〜3案件が見つけやすい。ただサイトの操作方法がわかりにくい。
経験が浅くてもチャンスはある
スキルが高い人は、単価が低い案件をやりたがらないため、スキルが低い人にもチャンスはあります。逆に単価が高い週2案件はスキルが伴わないと厳しいので競合を考えつつトライするのがよいかと思います。
高いスキルのエンジニアを求めている求人はたくさんある
こういった求人のサイトでは企業側が求めているエンジニア像も様々です。
例えば、人手が足りないからスキルマッチする人材を週2〜3日で働いてもらって補填するパターン。そして、週5フルタイムで働いている優秀なエンジニアはなかなか自社では採用できなく、土日に週2のリモートワークでよいから参画してほしいと思っているパターンなどです。
副業サイトで探す際のメリット
最初から週2で確定した形で働くことができるのがメリットです。
案件の数は増えてきているので、合わない案件に入ってしまっても、すぐに次を見つけられることも良い点です。
副業サイトで探す際のデメリット
案件の時給単価が低いことが多い点がデメリットです。それなりに高いスキルを求めているにも関わらず、時給単価が低いケースが多いです。これは副業感覚で企業側も雇おうとしていることが多いのが原因だと思います。
探せばきちんとした単価の案件は見つかるのですが、条件がよい案件を探すのに苦労するのが現状ですが、企業側の働き方も多様化してきているので今後はさらに改善されてくると思います。
週5で実績を残して週2への変更を交渉する
もうひとつの方法は、確実性は減りますが、週5日から週2日への勤務を変更する交渉を行うパターンです。
週5日の案件は普通に大量にあるため、案件に入って実績を作り、パフォーマンスが高いことを証明できれば、契約更新の際に週2日の勤務に変更できないかの交渉することが可能かと思います。
いきなり週2日にするのが難しければ、週3日で働くところから交渉するなどもひとつの手段だと思います。
週5日勤務が多い背景を理解すれば突破口も見えてくる
商習慣として週5日の働き方が多いため、人的リソースの観点からも企業側としては週5日勤務で揃えたい意向があることが多いです。
ただ最近は、資金力がある企業などでないとエンジニアの確保が難しい状況になってきていて、週3などでもよいからエンジニアの確保を進めたいと考えている企業も増えてきているのも事実。このあたりを考えるとスキルが高いエンジニアであれば、週2日の希望などが通しやすくなることがわかると思います。
週5→週2で交渉する際のメリット
週5日→週2日にできる場合、時給単価が維持しやすいメリットがあります。既に週5日で働いてパフォーマンスは企業側も分かっているため単価を下げるということにはなりにくく、同じ時給単価のまま週2日に移行できるメリットがあります。
週5→週2で交渉する際のデメリット
週5日で案件参画の際に伝えると採用されない可能性が高く、契約更新の際に始めて伝えて交渉する形になるため、交渉が失敗するケースも多くなります。確実性が低いことがこのパターンのデメリットです。
もともと週5日でパフォーマンスを見ていたため、週2日だと合わなくパフォーマンスが悪いと思われてしまうと契約を継続してもらえなくなる可能性があります。週5の時よりも更に時間に対するパフォーマンスを上げて、企業側にコストパフォーマンスがよいエンジニアだと思われることが重要になってきます。
週2日案件の特徴
週2案件の企業はどんなエンジニアを求めているのか
週2日で募集をかけている企業の狙いは2パターンあると思っています。
1.仕事が多く、人手が欲しいので副業でもいいから、とにかくスキルがマッチすればエンジニアに来て欲しいと思っているパターン
仕事が増えてきているけど、正社員を増やすと固定費が増えるので、固定費を増やさずにエンジニアを増やしたいと思っている企業も多いです。こういった企業では、そこまで多くを求めていないはずなのでスキルがマッチしていればオファーをもらえる可能性は高いと思います。
2.普段は週5で働いているようなエンジニアで、優秀な人に土日の週2でよいから来て仕事をして欲しいと思っているパターン
ベンチャーなどを含めて、優秀なエンジニアがなかなか取れない企業は副業感覚でもよいので、来て欲しいと思っているところはあり、こういった企業が副業サイトに登録しているケースもあります。
このあたりのどういった人材を求めているのかを意識すると、週2日の案件も探しやすく、オファーも獲得しやすくなるはずです。
技術顧問を求めている案件もあり
週1・週2くらいになってくると、技術顧問の案件などもあったりします。技術力に自身がある方には向いていると思います。技術顧問の案件は、「FLEXY」などで探すことが可能です。
フリーランスのエンジニアとして週2日で働くメリット・デメリット
週2日の案件で働く際のメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
フリーランスのエンジニアとして週2日で働くメリット
ストレスが溜まりにくい
メリットとしてはストレスが溜まりにくく、最適なパフォーマンスを発揮しやすいということです。
自由に使える時間が増える
自由に使える時間が増えることも大きなメリットです。自分で何か開発をしたりする場合も土日以外含めて稼働できる時間が多いので、スピーディーに開発が可能です。
公表できる実績を積み上げる仕事を並行して対応することができる
企業に常駐して働く場合、自分の実績として公表しにくいなどがあります。フリーランスとしては実績を公表できないのはかなり問題です。そこで週2で働く他に、実績になるようなホームページ制作などを別途請け負って、実績として公表していくというのは良い手だと思っています。
フリーランスは実績を積み上げていくことによって信頼されやすくなるため、企業常駐の案件でスキルを維持しつつ、個人での受託も行って実績を公表できればフリーランスとして安定していきます。
稼働が少なくても経験年数は増える
スキルシートなどでは多くの場合、経験年数●年という表記が多く、週5日でも週2日でも経験年数は変わりません。個人的にはそもそも年数で判断することが間違っていると思いますが、日本の商習慣ではスキルシートなどで経験年数ベースで判断することが多いので、この点はメリットだと思います。
フリーランスのエンジニアとして週2日で働くデメリット
稼働日の間隔が空いてしまうので継続しての対応では工夫が必要
週2にした時のデメリットは、週に2回しか稼働しないので、前回やっていたことを忘れてしまいがちということです。できるだけ稼働日に切りよく対応することが必要になってきます。
週5日で働く人との歩調を合わせなければならない
週5日で働く人の方が多いため、週2日だと週5日の人に合わせなければなりません。レビューをスムーズに対応するなどチームとしての仕事は特に注意してプロジェクトが円滑に進むように注意する必要があります。
安定した収入が確保できるかの不安
週2日の案件に参画すると、もし契約が切れたら次の週2案件を探せるか不安というフリーランスの方もいるかもしれません。ここは常に副業系のサービスで案件を常に見ておけば問題ないかと。週2募集のサイトで探せばいくらでも見つかるので、安心できるはずです。
【注意点】前年が週5日で週2日に切り替えた時は税金面に注意する
週2日に切り替えをすると前年より収入が少なくなることがほとんどだと思いますが、税金は基本的には前年の収入をベースに金額が決まるので、しっかりと事前にシミュレーションして貯金しておくなどが必要になります。
まとめ
フリーランスのエンジニアが週2日の案件を見つけて、獲得する方法について解説しました。
以下の方法で週2日の案件の獲得を目指すのがよいかと思います。
- 副業・週2〜3が前提の求人サービスで案件を探す
- 週5日で働き、実績を残してから契約更新のタイミングで週2日にできないかを交渉する
ご参考になれば幸いです。
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