フリーナンスを使う6つのデメリット 【結論:デメリットはほぼない】
本記事では、フリーランスが無料で補償サービスなどを利用することができるフリーナンスを使う際のデメリットを解説します。
フリーナンスは「あんしん補償」などフリーランスが損害賠償されてしまった時などに補償を無料で受けられるメリットが多いサービスですが、どんなデメリットがあるかも知っておく必要があります。
この記事を書いている僕はフリーランス歴3年目であり、僕自身もフリーナンスを使っています。
この記事を読むことによって、フリーナンスを使う際のデメリットがわかるようになります。
フリーナンスを使う6つのデメリット
基本的に、大きなデメリットは特に無いのですが、フリーナンスを使うデメリットとして考えられる部分をお伝えします。結論としては以下のような内容になります。
フリーナンスを使う6つのデメリット
- 振込先の銀行口座は「GMOあおぞらネット銀行」を使わなければならない
- フリーナンスを使っている可能性があると思われる
- 個人間の取引だと使えない
- 入金があっても最大1週間、引き出せない
- 「即日払い」では一部現金化はできない
- 請求書の登録をしておかないといけない場合もある
振込先の銀行口座は「GMOあおぞらネット銀行」を使わなければならない
フリーナンスを利用するには、「GMOあおぞらネット銀行」の口座を使うことが条件になります。
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行などと比べるとマイナーな銀行のイメージになるので、少しこのあたりがデメリットになるかもしれません。
もちろん、フリーナンスの対象にしたい請求のみフリーナンスの口座を指定すればよいだけなので大きなデメリットはないと思っています。
フリーナンスを使っている可能性があると思われる
「GMOあおぞらネット銀行」をわざわざ使う人は少ないと思うので、「フリーナンス使っているのかも」と思われる可能性はあると思います。「即日払い」という早期に現金化をするサービスも受けることができるので、フリーナンスを使っているということは「お金に困っているのでは?」と思われる可能性があるかもしれません。
「GMOあおぞらネット銀行」は東証一部上場企業である「GMOインターネット」のグループ企業で、きちんとした銀行です。
僕のように損害賠償があった時の補償額が目的で使っている人も多く、現金化をすぐにしたい人(お金に困っている人)とは別に思われないはず。逆にある程度の損害賠償に耐えられるとも見られるため、悪い印象は特にないかと思います。
個人間の取引だと使えない
個人事業主のフリーランス同士で仕事をすることは結構あると思いますが、この時にはフリーナンスは使えません。
フリーナンスは法人口座からでなければ受け付けられないため、個人の方からの仕事のみの場合は意味がなくなります。
入金があっても最大1週間、引き出せない
フリーナンスの口座では、「フリーナンス口座」→「メインバンク」への振替が「毎月最初と最後の営業日」および「毎週金曜日」が基本になります。つまり基本は毎週金曜の週1回となるため、振替の手数料は無料ですが、振替されるまでのタイムラグが最大で1週間発生することになります。
メインバンクが「GMOあおぞらネット銀行」だと入金があれば当日か翌営業日には振替されるので、現金化がすぐにできますが、その他の銀行(ほとんどの場合はこっち)だと、すぐに引き出せないところがデメリットです。
ただし「今すぐ振替」という仕組みがあり、1回あたり350円の手数料を払えば、当日か翌営業日に振替してくれます。そのため、あまり問題はないように思っています。
「即日払い」では一部現金化はできない
請求書をすぐに現金化できる「即日払い」というサービスがあり便利ですが、請求金額の全額を対象にすることしかできず、一部だけ現金化ということはできません。
多くの方は「即日払い」を頻繁に使うことはないと思うので、このあたりは問題になることはないのではないでしょうか。
請求書の登録をしておかないといけない場合もある
フリーナンス口座に入金予定の請求書は必ず登録する必要はありません。ただ極端に入金額が多かったりすると、メインバンクの入金前に確認が入り、メインバンクへの振替が一時見合わせとなることもあるようです。
請求書などの追加書類の提出が必要になるケースがあるとのこと。
必須ではないかもしれませんが、基本的には振り込みされる予定の請求書の登録をしておく方がよいと思っています。
» 入金予定の請求書は必ずフリーナンスに登録する必要があるのか?
取引先にフリーナンスを使っていることが取引先にバレることだった(既に解消済み)
以前は口座名義が怪しくて、フリーナンスを使っていることがわかることが問題でした。ただ今は改善されてバレないようになっています。
以前は、フリーナンス振込専用口座(GMOあおぞらネット銀行)の末尾に「/GMOCN」の表記がついていました。
ヤマダタロウ/GMOCN
現在は新規で登録すると「/GMOCN」の表記は口座名義にデフォルトで付かないようになっていますし、以前に登録した方も「/GMOCN」は消せるようになっています。
逆にフリーナンスを使っているということは分かってもらった方がよいかもしれません。フリーナンスを使っていることで、損害賠償があった時の補償額が大きいので、安心してもらえる可能性の方が高いはずです。
あんしん補償が使えないケースもある(自然災害など)
あんしん補償が使えない時の条件などは以下の通りで、普通は気にせず補償の恩恵を受けることができると思っています。
あんしん補償が使えない時の条件例
- 故意によって生じた賠償責任
- 戦争、外国䛾武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱や暴動に起因する賠償責任
- 地震、噴火、洪水、津波による賠償責任
などがありますが、無料で使える補償ですし、自然災害など、上記がカバーされないのは当然なので、入っておいて損はないかと思います。
まとめ
フリーナンスを使う際に考えられるデメリットをまとめました。
- 振込先の銀行口座は「GMOあおぞらネット銀行」を使わなければならない
- フリーナンスを使っている可能性があると思われる
- 個人間の取引だと使えない
- 入金があっても最大1週間、引き出せない
- 「即日払い」では一部現金化はできない
- 請求書の登録をしておかないといけない場合もある
基本的には気にならない程度のデメリットかと思います。それよりも、振込口座をフリーナンス口座にしておけば無料で「あんしん補償」をうけることができ、ミスや納期遅延の際の損害賠償などが発生してしまった時も安心なので、導入するメリットの方が大きいと思います。
ご参考になれば幸いです。
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