Written by TSUYOSHI

【体験談】未経験からWeb制作会社に就職すると最初は失敗しまくる話

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本記事では、未経験から初めてWeb制作会社などで働く場合、最初は使い物にならなくて失敗しまくることが多いという体験談についてお伝えします。

特に初心者で一番最初の初日はかなり緊張すると思います。初日はどんな感じなのか、事前に準備しておいた方がよいことなどを僕の経験から参考までになりますが、ご紹介します。

本記事の内容

  • 【体験談】未経験からWeb制作会社に就職すると最初は失敗しまくる話
  • パソコンやテキストエディタなど環境の設定は準備しておくのがいい

この記事を書いている僕は、HTMLやCSSが全くわからない状態からスクールを経て中小のWeb制作会社で2社ほど働いた経験があります。現在はエンジニア歴が約4年で、フリーランスのエンジニアをしています。

【体験談】未経験からWeb制作会社に就職すると最初は失敗しまくる話


新たにエンジニアとして企業へ就職した場合、初日はガイダンスやパソコンのセットアップのみで終わることもありますし、1件だけ簡単な修正をして慣れるということが多いのではないかと思います。最初の頃は仕事をするだけでも緊張したり不安だったりすると思うので、僕のケースではありますが、どんな感じかをご紹介したいと思います。

企業の案件はサイトの規模が大きく、全体を理解するにも時間がかかる

企業で働くと、個人でサイト制作や開発・学習をしていた時と大きく違うのは、サイトの規模だと思います。そしてチームで動くため、ルールも多いのでそれらを理解した上で対応しなければなりません。

小さいWebサイト制作会社だと10ページ以下のサイトも多かったりはしますが、保守を請け負っているようなサイトだと多くの場合はサイトの規模が大きいことがほとんどです。100ページや1000ページを超えるサイトも普通にあります。

初心者が最初から完璧に対応するのは無理があると認識する

経験者でも、ある程度の規模のサイトを初めて触る時は、初回の修正をする際に、全体の状況把握をするため、時間がかかります。未経験の初心者だと、他人の書いたコードを理解するだけでも初めての経験だったりするので、なおさら理解に時間がかかります。

未経験の初心者なら始めの頃は、できる範囲でスピードを出すように作業することを心がけるのがよいと思います。初心者なら修正箇所から波及する影響などは可能な範囲で調べるにとどまり、あとは上司や先輩など経験者のレビューに身を任せて、まずは決められた時間内に作業を終わらせることを第一目標にしましょう。

最初の頃は作業を終わらせることで手一杯になるかと思うので、失敗して迷惑をかけてしまうことは結構あると思います。失敗したら自分の否を認めつつ、徐々に理解を深めていくしかありません。経験がないうちは、これは絶対に起こることで仕方なく、最初から完璧にできる人はあまりいません。

チームで開発しているので、最初のうちは周りの人のレビューなどに頼りつつ、時間内に作業をやりきることを目標として、ミスしてもあまり落ち込みすぎない方がよいかと思います。

企業では時間コストを意識して作業する必要がある

企業では月給で従業員の給料を支払っているので、時間的なコストを意識する必要があります。つまり未経験の新人であっても決められた期限内に作業を終わらせる必要があります。その時間の中で作業が終わるように対応しなければなりません。

そのため、未経験の新人が完璧に時間内に作業を終わらせるのは難しいことが多いです。

本来であれば、サイト全体を把握してミスがないように対応しなければなりませんが、未経験の新人がいきなりサイト全体を理解するのは無理です。どこを変更したら、どこに影響があるのかなどの把握は経験者でも最初は時間がかかることが多いです。

最初からできる人は例外として、多くの場合はスピードを重視した対応は未経験者には無理ゲーです。未経験の場合はミスをして怒られてしまうことは仕方ないことだと割り切って、日々スキルを上げ続けるしかありません。

見た目の動作だけでなく、品質とルール遵守も必要

企業で働く場合はチームで働くため、品質にバラツキがでないように厳格なルールがたくさんあり、これを守らなければなりません。そして、動けばよいというものではなく、メンテナンスなどのことも考えてコードの書き方もしっかりとした書き方が求められ、品質を重視されます。

Web制作会社で働いたことがない人と、働いたことがある人ではこのことからも、品質に大きな差が生まれることは多いと個人的には思っています。

例えばコメントを入れて他の人がコードを読みやすくする、コーディングルールを遵守するなどがあります。品質を担保した上でスピードも求められるため、未経験の状態からWeb制作会社に入ると最初は苦労することが多いと思います。ただ小さいWeb制作会社だと品質の部分は適当なこともあるので、ケースバイケースです。

最初の修正時はある程度、手取り足取り教えてもらってもよいと思う

例えばWeb制作会社に未経験で初めて入社した時に、初めて作業をする場合は、一番最初は上司や先輩に早めに相談しにいってしまうのも手だと思います。

できない人だと思われてしまうかもしれませんが、「時間内に終わりませんでした」で終わるよりはよいと思います。一旦、始めてみて分からなそうであれば、時と場合によりますが、どのあたりを修正すればよいのかを聞くのがよいかと。
教える側からするとほぼ答えを言っているような感じになりますが、作業する側としてはそれでも色々調べながら作業するので時間がかかったりします。

いつ相談するかの判断がなかなか難しいですが、最初から上手くやろうとしても無理なので、迷惑がかからない程度に最初は理解できたところまで報告しつつ、相談してしまうのがよいです。時間が経ってから全然進んでいないと聞きにくくなってしまったりするというのもあります。

自分が出来が悪いという認識があるなら、初日の就業後、次の日の始業前などに時間を取ってソースコードを眺めて理解を深めるなどの努力はした方が後々のことを考えるとよいかと個人的には思います。典型的な日本人的な考え方でよくはないかもしれませんが、未経験者が日本人の社会で生き残るには致し方なしですね…

僕が未経験から始めてWeb制作会社で行った作業を紹介

僕が未経験から初めて就職したWeb制作会社で、本当に初めて作業した時の内容をご紹介します。

入社1日目はパソコンのセットアップで前半は終わって、夕方に初めて修正を任されました。Redmine(Web系の会社でよく使うツールのひとつ)というツールでタスク管理していて、Redmineも業務ではほぼ初めて触ったのを覚えています。

未経験から就職して初めての作業は、画像と文章をHTMLとCSSでちょっと書く程度の簡単な作業で、制限時間は2時間でした。

2つの画像をずらして配置し文章も含めた簡単なコンテンツを配置するだけの、今思うと超簡単な作業でしたが、僕は2時間ギリギリかかって対応しました。

さすがに、その当時の僕も対応方法はすぐに分かったのですが、時間がかかった理由は以下のとおりです。

1. 自分が作ったコード以外のものを初めて改修したので、他人のコードを読み解くのに時間がかかった。
予想していたよりも他人のコードを読み取くのは大変な作業だと実感しました。
2. 共通で使えるクラスはないか、新たにクラスを作るならどのようなルールで対応すべきか等、サイト全体を軽く理解してから始める必要があった。
結局、他の箇所を理解する余裕はなかったため、他への影響はなさそうなことを確認しただけ(確信が持てるレベルまで調査する時間がなかった)で、上司のレビューに身を委ねて、とりあえず直したという感じでした。
3. 該当箇所を探すのに時間がかかった。
初めての触れた大きめのサイト(と言っても80ページ程度のサイトで、実際には小〜中規模程度レベル)で、HTML、CSSの該当箇所を探すだけでも、当時の自分としては大変でした。

要約すると完全に言い訳ですが、慎重にやりすぎて時間がメチャクチャかかってしまったという感じです。
上司からは「まぁ最初だしこんなもんだよね」的な感じで特に問題という感じではありませんでした。今考えても優しい上司だったなと思います。

ちょっと雰囲気が伝わるか分かりませんが、僕は慎重に事を進めていくタイプなので、最初はこんな感じで進めていました。

ブログを書いてて思いますが、完全な雑魚ですね。未経験者の最初の作業はこんなものかなと思います。

パソコンやテキストエディタなど環境の設定は準備しておくのがいい


少し余談になりますが、自宅のパソコンなどで使っている開発環境の設定はメモしてまとめておくと、企業に出社した初日のセットアップが楽になります。

事前準備としてエディタの環境設定の手順はどこかにメモしておくのがいい

Web制作のフロントエンドの仕事だと、Visual Studio Codeを使っていることが多いと思いますが、AtomやSublime Text、WebStormなどでも同じで、最初はゼロから環境設定することになると思うので、会社で使うべきテキストエディタが指定されていない限り、自分の使うテキストエディタの初期設定の方法をメモしておくべきです。

自分のブログでメモを公開しておくでもいいですし、メモ帳に箇条書きで書いたものをDropboxなどでWebに公開しておき、すぐにアクセスして情報を取得できる状態にしておくなどです。USBメモリを使うのを禁止している企業もありますし、Webに公開しておき、簡単にアクセスできるようにしておくのがよいです。

設定としては以下のような内容です。

  • 入れるべきプラグイン
  • 環境設定(日本語化、インデント、行の折り返し設定など)

よく使うソフトウェアは準備しておくといい

よく使うソフトウェアも一覧にしてメモしておくべきです。例えばSouceTree、Slack、Zoomなどです。

MacかWindowsかは事前に聞いておくべき

入社前であれば、使うパソコンは何になるのかは聞いておいた方がよいかと思います。

開発系の会社だとMacが多いですが、Web制作会社などだとコスト削減のためにWindowsを使っていることも多いです。最近はMacを使っている人が多いと思いますが、会社でWindowsをいきなり使うことになるとそれだけで慣れるのに時間がかかったりします。もしMacしか触ったことがなくて会社でWindowsを使うなら、ネットカフェなどで一度慣れるために触っておくことをオススメします。

逆にWindowsしか触ったことがなくて、会社の開発環境がMacならば、少ないですがネットカフェやコワーキングスペースでMacが触れるところを探して触りにいく方がよいかと。ただWindowsユーザーの場合、Macに慣れるのは早いと思います。かな・英数字の変換が違うなどのやりにくさやシステムの構成が違うので最初は戸惑うと思いますが、比較的早く慣れると思います。

僕はUSキーボードでハマった経験があります…

ちなみに僕はフリーランスのエンジニアとして企業に常駐した時に、パソコン環境で困ったことがありました。

常駐先のパソコンがMacのUSキーボードで開発をしなければならなかったときです。僕はWindowsもMacも両方とも問題なく使えるのですが、日本語キーボードで通常は使っています。USキーボードだと、「:(コロン)」「;(セミコロン)」「\(バックスラッシュ)」などの記号の出し方が最初は慣れなくてすぐに出せなかったり、そもそものキーボード配置が違うのでミスタイプが多くてスピードが出なかったりで、完全に慣れて元の開発スピードが出るまで1ヶ月かかったことがありました。。。

キーボードの話については、前もって色々準備するのは無駄なので、その時におかれた環境でどれだけ早く慣れることができるかに注力する方がよいかもしれません。

まとめ

未経験からWeb制作会社などに初めて就職した時は、最初の頃は作業も遅く、全然思い通りに進まないことが多いということをお伝えしました。

おそらく最初の3ヶ月とかは本当にできなくて辛いと思います。個人で学習していた時はある程度できるようになったと思っていても、いざ他人のコードを修正したり、ゼロからコードを書くとなると、全然できない自分に絶望することは多いかもしれません。

ただ努力して継続することにより、徐々に慣れてきてスピードも速くなってくると思います。よほど準備ができている人でないと、最初は「使い物にならない新人」と思われる状態になると思います。これは仕方ないと受け入れて、努力し続けるしかありません。

とにかく、努力を継続し続けるということが重要だと思います。

ご参考になれば幸いです。

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