Written by TSUYOSHI

会社がつらいと悩んだ時は逃げ出すことが重要だと思う

WORK

会社がつらいと思うケースは様々だと思いますが、程度によりますが精神的に追い詰められるくらいツライなら、僕は逃げ出すべきと考えています。

この記事を書いている僕は、現在はフリーランスのエンジニアとして働いていますが、会社員時代は転職経験が何度もあり、パワハラなどを受けて精神的に追い詰められたりした経験が何度かあります。

あくまで僕個人の意見であるため、いち意見として参考になれば幸いです。

基本は3ヶ月は頑張ってみる

新しい職場に入社・転職した場合に、仕事は慣れるまでに、おおよそ3ヶ月はかかると僕は考えています。
仕事に慣れる、職場の人と友好な関係を構築するなどです。

特に最初の1ヶ月は精神的にきつい状態だと思います。3ヶ月を経過する頃に慣れてきて、何とかやっていけるかなと思う感じです。
よほどのパワハラなどが無い限りは、まずは3ヶ月頑張ってみるのが僕はよいと思っています。

パターン別にみる解決方法

限度を超えて精神的に辛くなってきた場合の対処方法について、僕が考える解決方法を紹介します。
おそらく複数の要素が絡んでいることが多いと思うので、原因を分析しつつ対処します。

労働時間が長すぎて辛すぎる

帰りたいけどノルマ・納期が厳しすぎて、長時間労働になりがちだったり、上司の圧力による労働時間の長期化などのケースがあると思います。

自分の仕事が遅くて長時間労働になっているとき

頑張って能力を上げるのも手ですが、何ヶ月もやって仕事が合わないのであれば転職を考えてみるのもひとつの手だと思います。

単に仕事の量が増えて忙しい場合

単に仕事の量が増えているという場合は、頑張るが基本かと思います。仕事の効率化を考えてみるといった工夫も有効なケースがあります。ただし忙しさが長期化してきたら注意が必要だと思います。

通常は仕事の忙しさには波があり、忙しさが落ち着く時期と忙しい時期がありますが、常に忙しい場合、それが辛いならば仕事量の調整を申し出るか、職場の変更を検討するということになるかと思います。
休日なしで忙しすぎる状態になってくると人によっては何も考えられなくなってしまうので、つらくなったら、一旦辞めてから考えるという選択肢もありだと思います。

サービス残業がつらい時

通常はサービス残業は違法ですしあり得ないですが、こういった職場が日本に多いと僕は感じています。
正論を言えば労働基準監督署にチクればいいとなりますが、実際にそんなことを考える余裕はないと思うし転職するほうが楽です。

実力主義の名の下に無理な仕事ノルマがあって、無言のサービス残業圧力がある職場があります。
僕の経験からですが、こういった職場は社長や事業部トップの気質が影響していることも多く、会社を変えようとしても無理だと思っていて、職場を変えるしかないと思っています。

サービス残業を無理強いする、もしくはそういった空気のようなものがある職場ならば、即刻転職することをオススメします。

人間関係に悩んでいる

嫌がらせをしてくる上司、同僚がいて、早く辞めたい場合、選択肢は2つあると思います。

  •   規模が大きい会社なら部署を変えてもらえるよう調整する
  •   転職して職場を変える

転職しても新しい職場で人間関係が上手くいくとは限らないので、転職は賭けの要素があることは否めませんが、転職するならできる限りじっくり次の会社を探したいところです。
最近は「転職会議」などの転職の口コミサイトもあるので、完全には信用できませんが、職場の環境を知る上では参考にはなると思います。
職場での嫌がらせの程度が様子見できる余裕がある状態ならば、僕ならば転職活動をしてみて、その上で良い企業が見つかれば転職するつもりで水面下で進めるようにします。

嫌がらせが酷くて早く辞めたい

精神的に問題が生じるなら、できる限り早く辞めることを最優先にします。
もし相談して改善する可能性がある職場なら、辞めることを前提として、上司や上司の上司に相談してみるのも手かもしれません。改善されることがあればそのまま残るのもOKですが、そういったことはほとんどの場合ないと思うので、やはり退職することを検討します。

1ヶ月以内に辞める方向にして譲らないようにします。有給が残っていればすべて使用します。
詳細は以前の記事 を参考にしてみてください。

パワハラに悩んでいるとき

激しい叱責を繰り返す上司、社長がいてパワハラに悩んでいる時の対処法です。
正攻法でいくならば、会社の所在地が管轄の労働基準監督署に相談します。「地域名 + 労働基準監督署」でググれば出てきます。

ただ現実的には、精神的に追い詰められていたりして、それどころではない場合もあると思います。
僕も経験があり、7〜8人の部署なのにその部署のトップのパワハラが本当に酷くて、年間で12名辞めているという職場で働いた時に、かなり辛かった経験があります。当事者になると頭が回らなくなるのはとても理解できます。

この場合は、まずは辞めることを最優先にします。
この上司をギャフンと言わせたいという気持ちもあるかもしれませんが、それは抑えて、自分がどうすれば快適に1日でも早く辞められるかを最優先にして作戦を立てます。

状況によると思いますが、「退職届」を出します。「退職願」ではなく「退職届」です。
このあたりは「正社員が会社を円滑に辞める方法と注意点の記事を参考にしてみてください。
厚生労働省のほっとラインへ相談するのもよいと思います。

仕事のノルマやプレッシャーが強すぎる

パワハラ要素がどれくらい強いかで決めます。
能力的に厳しいならば、鬱な状態になる前に辞めること検討した方がよいと思います。
自分のスキル・実力に合わない高額な給与をもらっている場合も、やはり実力に見合った仕事ができる職場へ転職してみるのも手です。

給料が低い、仕事で成果を出しても評価されない

転職するか副業で稼ぐことを考えます。
このケースでは急いで辞める必要はないと思うので、転職活動をするならばじっくりと次の職場を探し続け、よい転職先が決定したタイミングで現在の会社を辞めればよいと思います。
副業を中心に成果が出れば、給与がある上に副収入もある状態になるので、生活も精神も安定すると思います。また副業を本業にしてフリーランスになるのも手かと思います。

労働基準監督署に訴えるべきか

僕は労基署(労働基準監督署)に訴えることはせず、すぐに転職して職場を変えるというのがいいと思っています。
精神的に追い詰められると余裕がなくなるので、まずはとにかく辞めるということに全神経を集中して、何とか最短で辞められるように努力します。精神的に参って辞めることすら難しいのならば「厚生労働省のほっとラインPDF)」などに相談してみたらよいかと思います。

職場で仕事をしながら労基署に訴える

内部告発的なことをして職場環境がよくなっても、チクった本人は経営陣から面倒な人と思われ、その後の仕事が実際にはしにくくなると思うので、結局転職することになると思います。
そのため、働きながら労基署に訴えるくらいなら、最初から転職した方がいいように思っています。
精神的に強い人ならば、働きながら労働基準監督署に訴え続けて会社に圧力をかけて、職場が改善されるまで訴え続けて働くということも可能かもしれません。

職場を辞めるタイミングで労基署に訴える

辞めてから、もしくは辞めるタイミングで訴えれば、会社やパワハラ上司にダメージを与えることはできるかもしれません。

しかし得をするのは辞めた後に残って働く人達(職場の環境が改善される時)で、自分にはメリットはありません
残業代未払いを回収するという場合などは意味がありますが、そうでない場合は転職して早く今までの嫌なことは忘れて、次の職場で頑張ることに力を注ぐ方がよいと思います。

個人的に恨みを晴らしたいという場合はよいのかもしれませんが、僕はそういったことは無駄だと思っているので、スッキリ忘れて次のことに注力した方が自分にとってよいと思います。

よって、職場を辞めるタイミングで労基署に訴えてもあまり意味がないように思っています。

これらのことから総合すると、労基署に訴えるくらいなら転職する方が楽だと思います。
労基署に訴えればブラック企業が減る可能性はあるかもしれまんが、それよりも、そういった企業はすぐに辞めてしまい、人が集まらなくなるようにすれば、それがある種の圧力となって変わっていくと思っているので、やはり転職して環境を変える方がよいと思います。

余談ですが、労働時間が労働基準法に違反していたり、残業代を支払いっていなかった時に、労働基準監督署にチクリを入れると「臨検」という調査が入り、会社に指導が入ります。
「臨検」は企業側としては面倒なので嫌がります。ほとんどの企業では是正勧告があればこれに従うので、職場環境が改善される可能性はあります。

できるだけ円満退社する

辛いけど耐えられるという状況であれば、1ヶ月後あたりを退職日にして円満に辞めるのがスムーズにいくと思います。
退職後も事務手続きをしてもらったりとやりとりは発生するので、できるだけ円満に辞められるならそれに越したことはありません。
あと1ヶ月で辞められると思えば、耐えられることもあるかと思います。

また本当につらいなら1日でも早く出社しない方向で調整します。
法的には退職を伝えてから2週間で辞められるので、有給が残っていればそれを使い、有給が無ければ残りは欠勤扱いにしてもらって辞め、1日でも出社する日を少なくしてもよいと思います。

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