Written by TSUYOSHI

フリーランスのエンジニアはリモートワークできるのか? 【テレワーク時代の案件事情を解説】

FREELANCE WORK

リモートワークしたいエンジニア「リモートワークしたいけど、できない… リモートワークするにはスキルが足りなんじゃないか…。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • リモートワークの案件をしたいなら多くのエージェントに登録する
  • フリーランスになればリモートワークは可能なのか?
  • リモートワークの単価
  • リモートワークで仕事をする時の環境

リモートの案件は少ないですし、エージェントの担当者に相談すると鼻で笑われることもあるかもしれません。
ただしリモートワークしたいなら諦めてはいけません。方法はあります。

リモートワークの案件をしたいなら多くのエージェントに登録する


リモートワークは少ないですが、数を当たれば見つかる可能性はあります。
そのためには、できるだけ多くのエージェントに登録をして会いに行くということです。
一度、面識さえあれば後は自分に合うリモートの案件を紹介してもらうだけです。(最近はオンラインのみで完結するオンラインのカウンセリングも増えてきています)

またエージェントに登録していると、思わぬ仕事を紹介してくれることもあります。
例えば僕が実際にエンジニア仲間から聞いた話だと、セミナーやプログラミングスクールの講師といった仕事の依頼がくることもあるそうです。
リモートワークではないかもしれませんが、自分がやってみたいと思う仕事が見つかる可能性もあります。

結論としては、業務委託フリーランスだとリモートワーク案件は少ないと思うので、エージェントへの相談の数を増やす必要があるかと思います。

最近の業務委託フリーランスはリモートも部分的に増えている印象

僕の周りの話なので、あくまで僕の感覚での話になりますが、一時的にリモートワークをしている会社はIT系だとそれなりにありますが、徐々に出勤するスタイルに戻ってきている印象です。
また部分的にリモートワークを取り入れている会社が増えてきています。

フリーランスのエンジニアとして、業務委託(準委任契約)の形式で企業へ常駐する際には、基本的には会社へ出勤するスタイルがほとんどだと思います。
僕が調べた限りではフリーランスの案件を扱っているエージェントを見ても、リモート勤務が相談によっては可となっているのは、0.5%〜2%程度のようです。

企業によっては、正社員が全員リモートワークに移行しており、それに合わせて常駐しているフリーランスもリモートという企業はあります。
僕も少し前にコロナの影響で少しだけリモートワークになったり、社員さんの通勤スケジュールに合わせて勤務の開始時間が在宅で1〜2時間仕事をしてから1〜2時間遅れで会社へ出勤するということはありました。
(これでもフレキシブルに対応してくれている方だと思います)

スキルはリモートワークができるかどうかと関係あるのか?

ある程度のスキルがあって仕事を選べる状態であれば、それ以上のスキルはリモートワークできるかどうかと関係ないと思います。
現在は企業次第なので、スキルはあまり関係なく、数をこなす必要があり多くのエージェントに問い合わせしてみるしかないと思います。

フリーランスになればリモートワークは可能なのか?


フリーランスで働くにしても、2パターンあります。業務委託で企業に常駐したりする形と、完全に自分で仕事を受注する形です。

企業に常駐して働く

エージェントを使って企業に常駐して働く方法では、仕事が安定して受注でき、報酬単価も高いです。企業でチームでプログラムを書くことになるのでスキルも伸びやすいことが特徴です。
ただし会社員とほぼ変わらないので、拘束時間は長くなり自由も少ないと思います。リモートワークはできないケースが多いと思います。
また一度常駐すると契約を延長するケースが多いため、抜けにくいこともあり長期化しやすいです。

自分で仕事を取る

完全に自分で仕事を受注する方法では、仕事を自分で取ることができるかどうかに懸かっています。
自分で仕事をとれればどこで仕事をしようが関係ないので、結果的に在宅リモートで仕事をすることになります。

仕事の効率を上げて仕事を取ることさえできれば、どんどん仕事をこなして、かなり収益を伸ばすことが可能です。ただ仕事が取れない人だと売上が立たず、逆に厳しいというケースもあります。

クラウドソーシングを使うこともできると思いますが、安すぎるのでクラウドソーシングをメインで使う人はあまりいないと思います。

リモートワークの単価


フリーランスであってもリモートワークを選択すると単価が落ちるイメージが強いです。
エージェントを通して、常駐からリモートに移行するようなケースでは多少の変動はあるにせよ、ほぼ単価に影響はないと思います。

しかしリモートワーク専用の紹介サイトなどを見ると、単価は時給換算で半分くらいのイメージです。
これはリモートワーク=副業というイメージが強いことがあるかもしれません。
リモートワーク専門で仕事を探すと、正社員で企業で働く際の時給よりちょっといいくらいなる感覚です。

リモートワークを希望して、ある程度の単価を維持したいなら、多くのエージェントに相談して数をこなすのがよいと思います。

リモートワークで仕事をする時の環境


実際にリモートワークをする場合の一般的な仕事の仕方をご紹介します。

Slackなどのチャットツール

Slackでのやり取りは、どこの職場に行ってもあると思います。
Slackに代わるツールを使っている職場もあると思いますが、日本ではかなりの確率でSlackを使っているイメージが強いです。

Slackはプロジェクトごとにチャンネルが分かれていることが多く、ルールに従って利用するようにしましょう。
1対1で誰かと会話する時には、直接DMで1対1でやり取りも可能ですが、チャンネル内で1対1で話をすることが一般的です。こうすることにより他の人もその会話を見ることができ、履歴として残るので便利です。他の人が割り込んでアドバイスくれることもあります。
1対1でのやり取りをチャンネル外で個別にDMで話すことをルールとして禁止している会社もあるくらいです。

非同期でのやり取りになり、相手が忙しい時・退席中・外出中・休みのときも、やり取りが可能になるので、非常に便利なツールで必須のツールです。PCでもスマホでも利用ができます。

Slackの簡単な使い方解説

Slackでは、メンションを上手く使って相手とのコミュニケーションを取るようにします。

  • @ユーザー名 ユーザにメンションが飛び、誰あてのメッセージかがわかるようになります。
  • @here そのチャンネルに参加している人で現在オンラインの人全員にメンションが飛ぶようになります。
  • @channel そのチャンネルに参加している人全員にメンションが飛ぶようになります。(オンラインかどうかは関係なく全員)

スレッド
誰かが投稿したメッセージに意見を書きたい場合は、「スレッドで返信する」というのがメッセージ上のメニューに出てくるのでそれで返信します。
そうすることにより、チャンネル内に不用意にメッセージが乱立しなくなります。
また「以下にも投稿する:チャンネル名」となっている✓をつけると、チャンネルのメインスレッドにも内容が表示されます。重要な内容やチャンネルメンバーに共有したい時にこの✓を入れると、後から他のメンバーがそのチャンネルの会話を追う時に見やすくなります。

絵文字のリアクション
Slack内でメッセージの下に絵文字でリアクションをすることができます。
例えばリーダーがメンバー全員に対して伝達をした時に、メンバー全員がメッセージで返信するのではなく、それぞれが絵文字で「OK」「了解」みたいな絵文字を使うこともよくあります。

Slackを使ったことがない人も、上記のことのみ知っていれば、ほぼ問題ないかと思います。

GitHub・GitLabなどソースコードの管理ツール

昨今の開発でGitを使っていない開発はほぼ無いと言ってよいほど、Gitを使っていると思います。
主にGitHubを使っている会社が大半だと思います。
リモートの有無に関わらず、GitHubでソースコードのレビューをすることは普通ですが必須のツールになります。

オンラインの会議

SlackのビデオチャットやZOOM、その他のオンライン会議サービスを使うことが多いです。
基本的にはどのサービスも機能は同じで、以下のような機能を使って会議します。

  • 複数人が同時に参加できるオンライン上のルームなどに集まり、映像と音声で会話します。
  • 資料や画面の共有ができる機能がついているので、それを共有しながら音声で説明することも多いです。

基本的に音声はひとりが独占して話すことになるため、意見を述べ合うような場面では会話が被らないようお互いに譲り合うことが重要かと思います。

回線スピードが最も重要

会社では問題ないと思いますが、自宅作業だと通信回線が遅いとかなり影響が出ます。
ADSLの人は光に変えたほうがいいです。僕も今まではADSLでしたが、光回線に変えました。回線速度が不安定だと、会議が中断となってしまうこともあるし、気をつけたい部分です。

外出中でオンライン会議につなぐ時も、できるだけ周りの雑音が入らず、回線速度が速いところを探しましょう。
都内などであれば、コワーキングスペースがあるところが多いと思うので、ドロップイン(当日のみ利用ができる)できる店も多いので検討すべきでしょう。最近ではコロナの影響もあり、パセラなどのカラオケで仕事用に使えるプランもあるので検討してみるのはありです。

オンラインミーティングのリモートワークではマイクがあった方がいい

会社の場合はだいたい会議室に、マイクとスピーカーが一体になった機器(円形だったりヒトデ型のヤツ)とカメラがあるので、それを利用すればよく、カメラはPCのものを使ってもOKです。

自宅でオンラインミーティングする時は、自分でマイクのみ用意した方がいいと思います。
カメラやスピーカーはPCのものを使えばいいのですが、マイクだけは専用のものを用意しましょう。PC内蔵のマイクはMacBookなどでもやはり音質が落ちるためです。
相手が聞き取りづらいのは、話の内容以前の問題になるので、マナーとしてマイクはきちんとしたものを用意すべきです。

まとめ:リモート案件を獲得するなら多くのエージェントに相談するのがおすすめ

昨今の状況下でも、完全リモートの案件は意外と探しても少ないと思います。
できる限り多くのエージェントと接触して、案件を探すようにすることがおすすめです。

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