ホームページの自作で失敗しないための方法 【費用を抑えて始めるのがオススメ】
本記事では、ホームページを自作したい時にどのように作ればよいかをお伝えします。ターゲットは非エンジニアで、何となくはホームページのことを知っているというくらいの方を対象にした記事になっています。
本記事の内容
- ホームページの自作で失敗しないための方法
- WordPressでホームページ自作して始める方法
この記事を読むことによって、自前でホームページを作る方法とその概要がわかるようになります。
本記事を書いている僕は、エンジニア歴が約4年で、WordPressのテーマ作成については、新規作成とメンテナンスを含めると100サイト以上は対応した経験があります。
ホームページの自作で失敗しないための方法
何となく自分でWordPressなどを触ったことはあるけど、自分で作る時にはどう始めたらよいのかをお伝えします。最初は費用を抑えて小さく始め、状況を見ながら必要に応じて大きくしていくことをおすすめしています。小さく始めれば失敗しても痛くないですし、むしろいい経験になるくらいですからね。
目的を明確にする
自作する場合もある程度の目的を明確にしてからでないと始められません。
自己紹介や会社の名刺代わりの簡単なホームページを作りたいのか、きちんとした5ページ程度(トップ・商品紹介・お知らせ・アクセス・お問い合わせ等)のホームページを作りたいのかなどによって、選択肢が変わってきます。まずはホームページを作る目的を再確認しましょう。
ホームページを始めるためのツール
ホームページを作成する手段や方法・ツールはいくつもの手段があります。その中で有名で始めやすいサービスやツールをピックアップして紹介します。
ペライチ
https://peraichi.com/
とりあえず試しに1ページだけのホームページを無料で作ってみたいという方におすすめ。無料で会員登録して、無料で使えるのでおすすめです。プログラミングがわからなくても使えるし、無料で使えるのに広告は現在のところ入っていないです。ただ無料であることから、今後、広告が入ったり、有料になったりする可能性はあると思います。
複数ページ作りたい、独自ドメインを取得したいなどは有料プランにすることによって対応可能です。
例えば、会社の1枚ペラのとりあえずのホームページを時間をかけずに作りたいという人はよいかもしれません。アメブロやFC2などのブログサイトでブログを立ち上げるのと同じ感覚です。
Wix
https://ja.wix.com/
こちらも無料で使えて、プログラミングがわからなくても使えるツールです。ノーコード(プログラムのコードを書かずに使える)のツールなどと呼ばれたりもします。
wixのサブドメインにて広告表示ありでよければ無料で使えますが、課金することによって独自ドメイン&広告なしでも使えるようになります。テンプレートが豊富でいろいろなデザインでホームページ作成ができ、予約システムなどのアプリも無料・有料のものを使って機能アップすることが簡単に可能です。
サーバー借りたりするのが面倒でとにかく早く始めたい方は、ペライチがお金もかからずよいかと思います。
Jimdo (ジンドゥー)
https://www.jimdo.com/jp/
無料で使えて、プログラミング知識なしで使えるツールです。Jimdoのサブドメインで広告表示ありでよければ無料で使え、課金することによって広告なしで独自ドメインでの運用が可能です。
WixとJindoは同等のものと思って比較したらよいかと。広告なしの独自ドメインで始めたいなら、1000円/月程度はかかると思った方がよいかもしれません。
WordPress
https://ja.wordpress.org/
自分でドメインやサーバーを借りて、サーバーにWordPressをインストールして始める方法です。
WordPressをサーバーにインストールする必要がありますが、最近はレンタルサーバーを借りるとボタンひとつでWordPressのインストールができたりと簡単になっており、YouTubeなどで情報収集すれば簡単に始められるようになってきています。記事の更新が容易なため、コンテンツを増やしやすいのが特徴です。
他のサービスと比較して、毎月かかる運用コストを抑えることができ、自由度がかなり高いので、可能であればWordPressでホームページ制作をすることを強くおすすめします。
WordPressでサイトを最初に立ち上げる際に全く知識がない状態からだと時間がかかると思うので、その点は大変かもしれませんが、自分のドメイン(独自ドメイン)を取得して運用できるので長期的に見ると一番よい方法です。
▼料金の比較表
URL | プラン | |
ペライチ | https://peraichi.com/ | スタートプラン:無料ライトプラン:980円/月 レギュラープラン:1,980円/月 ビジネスプラン:2,980円/月 https://peraichiapp.com/pages/pricing ※独自ドメインを使う場合は自前で契約が必要 |
Wix | https://ja.wix.com/ | 基本利用は無料 ▼プレミアムプラン(有料) ドメイン接続:500円/月 ベーシック:900円/月アドバンス:1,300円/月 VIP:2,500円/月 https://ja.wix.com/upgrade/website ※独自ドメインを使う場合は自前で契約が必要 |
Jimdo (ジンドゥー) | https://www.jimdo.com/jp/ | PLAY:0円/月 START:990円/月 GROW:1,590円/月 https://www.jimdo.com/jp/pricing/ ※独自ドメインを使う場合は自前で契約が必要 |
WordPress | https://ja.wordpress.org/ | 無料 ※サーバー・ドメインを時前で契約する必要があります。 |
WordPressでホームページ自作して始める方法
ここでは一番オススメなホームページの自作方法である、WordPressを使ってホームページを自作する方法を解説していきます。大まかな流れを書いているので、細かい設定などはYouTubeや記事を検索するなどして調べて設定する必要があります。
WordPressの概要
WordPress自体はオープンソースという無料で使える仕組みになっていて無料で使えます。WordPressにはテーマという見た目をカスタマイズできる仕組みがあり、このテーマは無料のものが多く存在するので無料で見た目がよいサイトを簡単に作ることが可能です。また有料テーマを買って設定することによってさらにリッチな見た目に簡単にカスタマイズすることも可能になっています。
またプラグインを追加することによって、ボタンひとつで簡単にいろいろな機能を追加することが可能です。
どれくらいの料金がかかるのか。
WordPressは無料で使え、テーマも無料のものを使えばWordPress自体は費用はかかりません。
WordPressを設置するための、サーバー代(月額)とドメイン代(年額)が必要になります。ホームページを自作するなら、それ以外の費用はかかりません。
サーバー代
サーバーはホームページの情報を入れておくコンピューターであり、基本的に毎月料金がかかり、500〜1000円程度が最低料金だと思っておけばよいでしょう。
ロリポップのライトプランを使うと最安で250円/月〜始められます。できれば500円/月〜のスタンダードプランにするのがよいかと。お金にさらに余裕があればエックスサーバー(x10プランで1000円ちょっと/月〜)の方が高速で安定すると思います。
ドメイン代
ドメインはxxx.comのような住所となる、世界で1つのあなたのホームページを識別するためのものになります。
ムームードメインで取得するのをおすすめします。お名前どっとこむというサイトも有名ですが、ムームードメインの方が初心者向けだからです。基本は年単位での契約になり、ドメインの種類(.com, .jpなど末尾の文字列)によってことなります。「.com」が有名なので迷ってよくわからなければ、「.com」で空いている希望のドメインを探して契約するようにしましょう。
WordPress設定の手順
ドメインとサーバーの紐付けをするところが初心者には理解しづらい部分だと思うので、YouTubeやググって検索して調べてみることをオススメします。
ドメインの契約
ムームードメインなどでドメインの取得をします。1年単位で契約ができるので1年更新の契約でOKです。2年以上の契約をすることができますが、1度契約してしまうと途中解約というのはできないため、最短の1年契約でよいかと。
自動更新は後で変えられるのでしてもしなくてもどちらでもOKです。長期で使うつもりならとりあえず自動更新はON設定でよいかと。
ちなみにもし既にドメインを持っていて、2つ目のサイトを自作しようと考えている方は取得済みのドメインでサブドメインを使うことによって無料でもうひとつサイト運用をすることができます。例えば、example.comを取得して既にホームページを運用しているとしたら、sub.example.comのサイトをもうひとつのホームページとして新たに活用するなどすれば追加のドメイン代はかからずに運用することも可能です。
ただドメイン代は年間1000円程度なので、ホームページ毎にドメインは取得するのがおすすめです。
サーバーの契約
ロリポップやエックスサーバーでサーバーの契約をします。月単位で契約ができますが、半年や1年単位で契約する方が安くなることが多く、個人の好みで決めていただければと。ちなみに僕はエックスサーバーを使っていて1ヶ月単位の自動更新にしています。
僕個人的には複数のホームページを入れても安定して動作するエックスサーバーのx10プラン(1,100円/月くらい)がおすすめです。安く済ませたい方はロリポップのスタンダードプラン500円/月がおすすめです。
ちなみに2つ目以降のホームページを作成したい場合は、マルチドメインという機能を使えば、1つのサーバーに2つ以上のホームページ(ドメイン)を設置することも可能です。ただ安いプランだとマルチドメインに対応していないこともあります。
どのDNSを使うかを選択してドメイン管理画面で設定する
DNS(ドメインネームサーバー)の設定が必要で、ドメイン会社のDNSを使うか、サーバー会社のDNSを使うかの選択肢があります。
ドメインを契約した管理会社(ムームードメインなど)の管理画面にて、使うDNSの紐付けを設定します。
ムームードメインのDNSを使うならムームーDNSを使う設定にし、エックスサーバーのDNSを使うならエックスサーバーのDNSを使うように設定をします。
DNSの向きを設定をしてから反映がされるまで通常は、半日〜1日時間がかかります。
DNSのレコード設定をする
次はDNS自体の設定をします。Aレコード(ドメインの設定)をすれば基本OKです。
メールを使う場合はMXレコードの設定、サブドメインを使うならCネーム(Aレコードでもよい)の設定が必要になります。
DNSの設定をしてから反映がされるまで通常は、半日〜1日時間がかかります。
サーバーにWordPressをインストールする
DNSの設定をして半日程度が経過したら、WordPressのインストールをします。
ムームードメインやエックスサーバーなどのレンタルサーバーを契約して借りている場合は、管理画面からボタン1つでWordPressをインストールすることができるため、特段難しいことはないと思います。
WordPressのテーマを変更する
「WordPress 無料テーマ」などで検索すると有名な無料のテーマが見つかると思うので、自分が気に入ったテーマをWordPressに設定するようにしましょう。参考までに、無料テーマで有名なのは、「Cocoon」「Lightning」あたりです。
固定ページや投稿ページを作って記事を書く
トップページや会社概要、お問い合わせページの作成などを行います。また記事を作成してコンテンツを増やしていくことにより、SEOに強くなって検索エンジン経由で集客できるようになっていきます。
テーマによって設定が違うので、「テーマ名 + 使い方」などでYouTubeで検索すると有名テーマなら基本設定などがわかりやすく解説されていることが多いです。
基本的にはこれでホームページを自作するのは完了となります。参考までにYouTubeだと「WordPressを使ったブログの始め方」というシリーズものの解説がわかりやすいかもしれません。ご参考まで。
ホームページは作成してからの運用も大事
ホームページは作成してから運用も大事です。記事を投稿して増やしていくことによって集客を強化できたり、SNSと連携してホームページへの誘導を増やしたりできるためです。場合によってはWeb広告を使って集客し、お問い合わせなどを増やして売上を増やすことも可能です。
詳しく知りたい方は、「【重要】ホームページを作った後はWeb広告の運用で有効活用する」の記事もどうぞ。
まとめ
ホームページを自作する場合の流れについて解説しました。
ホームページを自作するなら、いくつかの方法がありますがWordPressがおすすめです。
WordPressでホームページを自作する流れ
- ドメインの契約
- サーバーの契約
- どのDNSを使うかを選択してドメイン管理画面で設定する
- DNSのレコード設定をする
- サーバーにWordPressをインストールする
- WordPressのテーマを変更する
- 固定ページや投稿ページを作って記事を書く
ご参考になれば幸いです。
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