Written by TSUYOSHI

【経験談】 正社員のエンジニアとして働くメリット・デメリット

WORK

エンジニアを目指している人「正社員になることのメリット・デメリットを知りたい。 正社員で実際のところどうなの?」

こういった疑問にお答えします。

この記事を書いている僕は、未経験から正社員エンジニアとして経験を積み、現在はフリーランスエンジニアとして稼いでいます。

本記事の内容

  • 正社員エンジニアのメリット
  • 正社員エンジニアのデメリット
  • 経験を積んだら将来はフリーランスとして独立するのもあり

この記事を読むことによって、正社員としてエンジニアをすることのメリット・デメリットが分かるようになります。

正社員とフリーランスの両方のエンジニア経験がある僕が、正社員として働くことのメリット・デメリットを順番に解説していきます。

正社員エンジニアのメリット

給料として毎月安定した収入がある

正社員なら毎月給料をもらえるため、生活が安定します。

正社員でいると気づきにくいですが、安定した収入があるということは、メンタル的にも心が安定してストレスがないという大きなメリットがあります。
収入が安定しているため、「給料が入ったら◯◯を買おう」「ローンを組んで◯◯を買おう」と計画も立てやすいです。

よく比較されるのが派遣社員ですが、派遣社員だといつ仕事がなくなるか分からない心配があります。また契約社員だと退職規定がなければ辞めたくても契約満了まで働かなくてはならないなどがあります。それに比べれば、正社員は安定しています。

また正社員なら雇用保険により、失業時に条件を満たしていれば失業保険を受けることができることもメリットです。

正社員だとスキルアップしやすい環境がある

社員のみが参加できる社内勉強会がある会社も多く、そういったイベントに参加することによって大きなスキルアップができるケースが多くあります。

大手だと、入社後に研修が用意されていることが多かったりもします。

開発系の会社だとスキルの高いエンジニアが在籍しているケースは結構多いです。スキルが高いエンジニアと一緒に仕事ができれば、スキルを盗むことができ、飛躍的にスキルアップできる可能性があります。

上流工程から全てに関われることが多い

社員はエンジニアのチームを取りまとめるポジションになることが多く、上流工程から携われる可能性が高いです。上流工程もできる方が人材の価値も上がります。

仕事内容についても、良い会社の場合は社員がスキルアップできるような仕事の任せ方をしてくれる可能性が高くなります。会社のネームバリューで非常に大きな仕事を経験できる場合も多く、経験値やスキルが上がりやすいかと思います。

いろいろなコードを見れる

会社によりますが、大手の開発会社だと場合によっては、GitHubのコードなどをプロジェクトに参加していなくても見れる場合があります。凄腕エンジニアのコードを見ることはかなり勉強になり、スキルアップに大いに役立ちます。

海外のIT企業で働くと給与が爆上がりする可能性がある

英語ができて、それなりの経験を積めば、シリコンバレーなど給与水準が高い環境へ挑戦することが可能です。

例えばフリーランスエンジニアは働いていた経歴を調べることが困難であるため、ビザの取得が難しくなるらしく、海外を目指すなら正社員の方が有利です。

シリコンバレーのITエンジニアは平均年収が3000万円とも言われ、生活費や税金などもそれなりにはかかりますが、大きく稼ぎたいなら海外思考もありかと。
アメリカはビザの取得が難しいため、まずはシンガポール、香港、カナダ、オーストラリアなどで働いてからシリコンバレーを目指す人もいるようです。

仲間意識が強い環境でチームとして自分を高められる

会社によるかと思いますが、社員同士でモチベーションを高め合うような環境に身を置ける可能性があります。
悩みがあった時も、会社員の場合は上司や同僚などの仲間に相談しやすい環境が整っていると思います。

一緒に仕事をしていなくても、同じ会社でレベルの高いエンジニアと交流することができると、スキルアップのきっかけになったり、モチベーションアップにつながることも多いかと思います。

社会的な信用が高い

プライベートにおいても正社員は社会的な信用が圧倒的に高いです。クレジットカードを作ったり、ローンを組んだりする際の信用が非常に高く、上場企業に勤務していたりするとより信用が高くなるようです。

正社員エンジニアのデメリット

正社員は会社の規定に縛られがち

就業規則にそったルールがあり、働き方の自由度が低いケースが多いと思います。
逆によくあるのが、有給は規定により自由にとれるはずなのに、仕事が忙しいからと有給が取りにくい会社はかなり多いと思います…

人間関係のストレスが問題となる場合がある

正社員は長期で働くことを前提としているため、人間関係のトラブルが起きると厄介です。
そのため、トラブルが起きないように必要以上に気を使わなければいけないケースがあるなど、ストレスが溜まることも多いのではないでしょうか。

職場によっては歓迎会や送別会、忘年会など飲み会イベントに参加しなければならないことが多く、苦痛の人もいるかと。

上司を自分で選べない点なども人間関係の難しさの一因かと思います。

給与が固定されていて上がりづらい

ボーナスが出る会社もありますが、基本的には固定給なので、やった分だけ成果になるわけではないことは、欠点とも言えます。安定しているというメリットと表裏一体の部分なので致し方なしですね。

例外として一部の会社では、エンジニアの給与が非常に高水準な企業もあります。優秀な社員が他社に流出しないように囲い込みたい場合や、伸びている分野の会社は高給なケースが多いと思います。

スキルと給与が比例しなく、給与水準がフリーランスに比べて低い

IT業界は他の業界に比べ、ある程度は給与水準は高いとは思います。
ただし会社からすると正社員の給料は固定費でありできるだけ低くしたいという圧力が働きます。そのため、フリーランスエンジニアなどよりは給与水準は基本的には低くなります。

正社員だと給与が上がりにくい企業がほとんどであり、スキルが給与に反映されにくいと思います。どちらかというと役職のポジションにより左右されやすい印象が強いです。

残業が多いケースもある

会社員は基本的に会社の指示に従わなければならないため、人手不足の会社だと慢性的に残業が多い可能性があります。

上手く回っている会社ばかりではないので、プライベートが犠牲になる会社員エンジニアも多いのではないかと思います。

やりたくない仕事をしなければならない可能性がある

会社によりますが、やりたい仕事だけをやるわけにはいかず、会社から指示があればそれを対応しなければなりません。

社員を単なる労働力としか思っていない会社に入社してしまうと、スキルアップにつながらない仕事を大量にやらなければいけないリスクもあります。

経験を積んだら将来はフリーランスとして独立するのもあり


会社員はスキルを上げやすい環境が整っています。フリーランスエンジニアを目指すならまずは短期間で会社員としてスキルアップをしておくと、その後も成長速度を落とすこと無く成長が可能だと思います。

特に企業で常駐型フリーランスエンジニアとして働く場合は、会社員時代と仕事内容はあまり変わらないのに、収入が爆上がりというケースが多いです。また常駐型フリーランスエンジニアだと、優秀なエンジニアと一緒に仕事ができる機会が増えると思うので、さらなる成長が見込めるのではないでしょうか。

SESの会社で正社員をしているならフリーランスを目指すのがオススメ

SESの会社で働くなら、スキルと経験が身についた時点でフリーランスエンジニアになると、それだけで収入が大きく上がります。ただしフリーランスは契約期間が終わると次の現場に移らなければならなく、コロコロ働く環境が変わることが苦手な人には向かないかもしれません。

未経験で派遣社員で経験を積んでからフリーランスエンジニアもあり

派遣社員として、スキルアップし続け、そこからフリーランスエンジニアになるというのもアリです。僕の知り合いでも、未経験から派遣社員→フリーランスエンジニアのキャリアを進んだ人が実際にいます。

フリーランスエンジニアに興味があれば、以下の記事もどうぞ。
» 完全無料:フリーランスエンジニアの僕がおすすめするエージェント3社

まとめ

正社員のエンジニアとして働く際には、「安定している」ことと「給与が上がりにくい」ことが相反するように、様々なメリット・デメリットがあります。
両方を満たすような伸びている会社の正社員になれるとメリットは大きく成るはずです。

正社員エンジニアのメリット

  • 給料として毎月安定した収入がある
  • 正社員だとスキルアップしやすい環境がある
  • 上流工程から全てに関われることが多い
  • いろいろなコードを見れる
  • 海外のIT企業で働くと給与が爆上がりする可能性がある
  • 仲間意識が強い環境でチームとして自分を高められる
  • 社会的な信用が高い

正社員エンジニアのデメリット

  • 正社員は会社の規定に縛られがち
  • 人間関係のストレスが問題となる場合がある
  • 給与が固定されていて上がりづらい
  • スキルと給与が比例しなく、給与水準がフリーランスに比べて低い
  • 残業が多いケースもある
  • やりたくない仕事をしなければならない可能性がある

ご参考になれば幸いです。

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