【経験談】 フリーランスエンジニアが身につけるべき最低限の必要なスキル
フリーランスエンジニアを目指す人「フリーランスエンジニアになりたいけど、最低限必要なスキルはどんなスキルだろう…」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- フリーランスエンジニアが技術的に必要なスキル
・Git・GitHubの操作スキル
・案件に対応する技術力
・知らないことを自分で調査する能力 - フリーランスエンジニアが社会人としての必要な基礎スキル
・コミュニケーション能力
・営業力や交渉力
・情報の配信 & ブランディング
・タスクの管理能力
・情報収集のスキル
・Office系ソフトの操作スキル
・最低限の経理知識
この記事を書いている僕はフリーランスエンジニア3年目で、「企業に常駐する仕事」常駐型と「自分で仕事を取ってくる」受託型のフリーランスエンジニアの両方を経験しています。
この記事を読むことによって、フリーランスエンジニアになるために必要な最低限のスキルは何かがわかるようになります。
フリーランスエンジニアが技術的に必要なスキル
Git・GitHubの操作スキル
Gitはソースコードの履歴を管理できるバージョン管理システムです。オンライン上でコードレビューが完了できたり、Web系のシステム開発には無くてはならないレベルの必須ツールでもあります。
Webサイトの制作会社では不要なことも多いですが、最近はWebサイト制作の会社でもGitの導入は進んできているようです。
初心者にはGitは難しく感じてしまうと思いますが、慣れると簡単です。
Gitは機能が多いのですが、すべてを覚える必要はなく、基本操作と基本の仕組みさえ覚えればOKです。
GitとGitHubの違い
Gitはバージョン管理のツールで、GitHubはGitをオンラインで使えるようにしたサービスのひとつです。GitHub以外にも、GitLabなどいくつか同様のものがあります。
GitHubでオンラインでバージョン管理できることによって、複数人の開発者でコードレビューをし合ったり、プロジェクトの管理などもできます。
初心者はSourceTreeを使うのがオススメ
Git・GitHubは基本的にCUI(黒いコマンドを使う画面)で操作をします。
Linuxの基本操作ができるレベルの人なら覚えるのは簡単ですが、初心者やデザイナーの方は難しいと思うのでそういった方はSourceTree(Windows・Mac版の両方あり)という無料のツールがあるのでそれを使うことをオススメします。
SouceTreeを使う前に、Gitの基礎的な仕組みだけ、最初に簡単に学習することとスムーズに使えるようになります。
「SouceTree 使い方」でGoogleやYouTubeで検索してみてください。
コマンドでGitを使えるようになると作業も早くなる
コマンドで操作できるようになると、理解が深まりますし、作業もさらに早くなるのでおすすめです。
コマンドでGitの使い方を学ぶなら、山浦氏が公開している「Git:はじめてのGitとGitHub」という無料のUdemyが、かなりわかりやすいのでオススメです。
もし有益だと思ったら有料版もあるので、超おすすめです。有料版の「Git: もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター」はrebaseなど深いところまでわかりやすく解説されています。
実際に僕もこの無料&有料の動画を見てGit&GitHubの理解が深まりました。
案件に対応する技術力
常駐型フリーランスエンジニア
常駐型フリーランスエンジニアは多くの場合、エージェントを使うことになると思います。
その際に当たり前ですが、募集している案件の必須条件を満たすスキルを自分が保有している必要があります。
求められるスキルの経験があるとベターですが、技術者が見つかっていないケースも多いため、経験年数などは満たしていなくても同等のスキルがあることをポートフォリオなどで示すことができれば、その案件に参画できる可能性はあります。
条件を完全に満たしていなくても応募してみて、実際に話しを聞くことをおすすめします。
僕の感覚だと、企業で就職して何らかのプログラミングをしているなら、未経験からでも半年以上の経験があればフリーランスエンジニアになって仕事が取れると思います。僕の場合は未経験から15ヶ月間、企業で経験を積んでからフリーランスエンジニアになりましたがもっと早くフリーランスになるべきだったと後悔したくらいです。
注意点があって、決まらないエージェントを使っているとスキルがあっても決まりません。複数のエージェントを使うようにすることを強くおすすめします。詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ。
» フリーランス エンジニアのなり方 【プログラマーが初めて独立するタイミング】
» 完全無料:フリーランスエンジニアの僕がおすすめするエージェント3社
現在就職して企業で働いているなら、一度エージェントに登録して話を聞いてみることをオススメします。もし今はフリーランスを考えていなくても、無料で話を聞けるので、選択肢として情報を持っておくことは重要だと思います。
その後の会社での仕事の進め方についての考え方も良い意味で変わるはずです。
受託型のフリーランスエンジニア
自分で仕事を取るタイプのフリーランスエンジニアは、営業して受託する際に、7〜8割以上は確実にできると思える案件を取るべきです。
多くの場合、個人で取れる仕事はWordPressでサイト制作などが多いと思うので、難易度はあまり高くないケースが多いと思います。
調べれば何とかなると思っていても対応できなかったとなる場合、クライアントに迷惑がかかるので、背伸びをして挑戦することは必要でありつつもバランスをとりながらトライするようにすることをオススメします。
僕の場合は、会社員時代にやらかしたことがある(難しすぎて頑張っても納期に間に合わなくなったことあり)のですが、一度自分の限界まで仕事をしてみないとこのあたりの感覚はわからないかもしれません。
知らないことを自分で調査する能力
基本的に分からないことはGoogle検索で調べると思いますが、情報が出てこなくてどうしても解決できない場合があると思います。
僕も使っている方法ですが、こんな時は英語で調査することをオススメします。
・「stack overflow」(英語版)で英語キーワードで検索して調べる
日本語で調べても出てこない情報は、英語で調べると分かることが多いです。よく言われることですが英語の方が圧倒的に情報量が多いと感じます。特に新しい技術などは英語の方が圧倒的に多いです。
またGoogle翻訳やDeepLなどの翻訳ツールを組み合わせれば、英語の文章の読解も早くできます。
僕がよく使う方法は、最初に翻訳ツールをかけてページをざっと一通り読み、必要な部分だけ英語の原文を再度見るという方法です。
フリーランスエンジニアが社会人としての必要な基礎スキル
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は必要です。
常駐型のフリーランスの場合はエージェントを使うことが多いので、会社員として普通にコミュニケーションできるレベルがあれば面談も突破できるはずなので問題ないです。
常駐型フリーランスエンジニアなら基本的な会話ができればOK
常駐するケースでは基本はチーム開発になるため、メンバー間のコミュニケーションは重要で、報告や連絡時に内容を短くかつ正確に伝える能力は重要です。またSlackなどチャットツールでのやり取りも増えるので、文章でも要点をまとめられることが求められます。
受託型フリーランスエンジニアはコミュニケーションが低いと仕事が取りにくい
自分で仕事を取る受託型のフリーランスエンジニアの場合は、コミュニケーション能力は営業力とも言えるので、仕事を取れるかどうかに関わるため、より重要な要素になります。
クライアントや仕事を紹介してくれる人から信頼してもらうためには、日頃からコミュニケーションを大切にすることが収入に直結します。
営業力や交渉力
常駐型フリーランスエンジニアの場合はそこまで必要ありませんが、受託する場合はかなり重要です。
受託するなら、クライアントへアプローチする能力、プレゼンや交渉をする能力など、仕事を取るための営業力が必要になってきます。
営業力や交渉力が高いということは、同じ内容の仕事でも高い単価で仕事を取れることにつながり、フリーランスエンジニアとしての価値が高まることにつながります。
情報の配信 & ブランディング
ブログで技術情報を発信したり、セミナーや勉強会で登壇をすると、信用が高まり、仕事につながるケースが出てきます。いわゆるインバウンドマーケティングです。
初めて仕事を頼む時にクライアントは不安なはずなので、発信をきちんとしてブランディングをしている人の方が選ばれやすいです。フリーランスエンジニアなら情報発信をすることも重要な時代になってきたのではないでしょうか。
タスクの管理能力
フリーランスエンジニアに限らないことですが、タスク管理能力は非常に重要になってきます。
特に複数社の案件をこなしているフリーランスエンジニアは、納期に遅れるということはあってはならないことであるため、スケジュール管理は超重要です。
情報収集のスキル
フリーランスエンジニアは自ら業界の情報を取りに行かないと、仕事が取れなくなったり、低い単価の仕事しか取れなくなる可能性が高まります。
常に情報収集をして技術力のキャッチアップを常に行わなければなりません。
そのためにも仕事を忙しくしすぎない、忙しくても必ず情報収集&学習の時間を作ることは重要です。
僕は営業をしていた経験があるため、情報収集は習慣となっています。情報収集を習慣化することをおすすめします。
Office系ソフトの操作スキル
必須ではないですが、一応あった方がよいスキルです。
Googleスプレッドシート(Excel)、Googleドキュメント(Word)の基本操作は覚えておいた方がよいかもしれません。
企業によっては資料にまとめる機会があるかもしれません。
もし使った経験がない人でも、これはYouTubeなどで簡単に基礎的な操作方法はあるので必要になった時に覚える程度でも問題はありません。
YouTubeで「Googleスプレッドシート 使い方」「Googleドキュメント 使い方」と検索すればわかりやすい動画がたくさん出てきます。
最低限の経理知識
フリーランスエンジニアになると、確定申告や帳簿の記入が必要になってくると思いますが簡単です。
まずは何が経費にできるかなどの概要をざっと学びます。
「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」という本がおすすめ。読みやすくてサクッと読み終わり、基礎知識は身につくはず。
そして、マネーフォワード クラウド確定申告などの会計ソフトを使えば、貴重も簡単にできます。
わからなければ、税務署に電話などで聞けば無料で解決できますし、対応が面倒であれば確定申告だけ税理士に対応してもらったり、MERRY Bizなどの代行サービスを使えば簡単にクリアできます。
まとめ
本記事で書いたフリーランスエンジニアに最低限必要なスキルのまとめです。
- フリーランスエンジニアが技術的に必要なスキル
・Git・GitHubの操作スキル
・案件に対応する技術力
・知らないことを自分で調査する能力 - フリーランスエンジニアが社会人としての必要な基礎スキル
・コミュニケーション能力
・営業力や交渉力
・情報の配信 & ブランディング
・タスクの管理能力
・情報収集のスキル
・Office系ソフトの操作スキル
・最低限の経理知識
ご参考になれば幸いです。
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