Written by TSUYOSHI

【経験談】フリーランスのエンジニアが週3で働くための方法

FREELANCE WORK

本記事では、フリーランスのエンジニアが週3日で働ける案件を獲得するための方法について、僕の経験をふまえて解説していきます。

この記事を書いている僕はエンジニア歴4年で現在、週3日でリモートワークで企業の案件に参画して、引きこもりながら楽しく仕事をして生活しています。

本記事の内容

  • フリーランスのエンジニアが週3で働くための方法
  • 確実に週3日で働くために目指すべきエンジニアの方向性
  • 週3案件でオファーを出してもらうための商談ポイント
  • 週3案件を探す時に注意すべき点

フリーランスのエンジニアが週3日で働きたくても、なかなかそれを実現できないエンジニアは多いのではないでしょうか。僕もその一人でした。特に以下のような問題点が阻害している要因になります。

週3日の案件を探す際に問題になりやすいポイント

・週3日の仕事は普通に探しても見つかりにくい
・週3日案件だと仕事の単価が安くなりがち

この記事を読むことによって、フリーランスエンジニアが週3で働くためのヒントを得ることができると思います。

フリーランスのエンジニアが週3で働くための方法

まずは週3で募集がある案件のサイト・サービスを見つけることから

週3で募集している案件が集まるサイトで仕事を探すのが早いと思います。

僕の経験からですが、大手の有名エージェントなどで「週3からOK」などのキャッチフレーズを見たことがありますが、大手のエージェントだと基本的には週5案件のみです。広告としての「釣り」表現であることが多いので、話半分くらいで聞いてみるのがよいと思います。

エージェント経由でも週3日案件はありますが、ある程度スキルが高いエンジニア(つまり単価が高く、エージェントとしてもマージンが多く取れるエンジニア)の場合に紹介してくれるケースがあるというのが僕の感覚です。運次第なところもあるので、抑えとして大手のエージェントにも相談してみる程度で検討するのはありだと思います。

リモートワークを探したい場合は「【リモートワークの始め方】フリーランスのエンジニアがリモートの案件を獲得する方法」の記事で紹介しているサイトで案件を探すのがオススメです。

週3日の案件を見つけるのに最適なサイトの一例

  • doocy Job
    単価も高めの良質な週3案件がかなり見つけやすい。サイトの操作方法がわかりにくいのが玉にキズ。
  • SOKUDAN
    週2〜3の案件が見つけやすい。リモートを前提とした案件も多いのが特徴。
  • Workship
    週3の案件は結構多くあって見つけられるが企業側とエンジニア側の双方で「お気に入り」をしてマッチングしてからでないと話が進まなく、難易度はかなり高め。
  • シューマツワーカー
    週末に副業前提のリモート週2〜3案件が多いが、単価は低めな案件が多い。

週5案件で実績を作る→週3打診の方法

週5日で案件に入り、数ヶ月ほど案件で活躍して実力を認めてもらい、信頼を得ることができている状態で、週3日を打診する方法もあります。

確実ではありませんが今、週5の案件に入っているならそこで週3日を打診してみるのはひとつの手です。企業としては、信頼できるエンジニアに抜けられるよりは週3日でもいて欲しいと思うことが多いと思います。

ただマンパワーを求めているようなケースでは難しいかもしれません。そういった場合は、別の案件で同じことを試してみるのも手です。

週5日前提なら、通常どおり大手のエージェントを使えるので案件はいくらでも見つかるはず。しかも週5→週3で継続できれば単価も高いままで継続できる可能性が高まります。

今の案件が難しければ新たな案件で週5→週3打診をトライする

ポイントは長期での契約を求めており(通常は長期を求めています)、安定稼働の案件というケースです。

理由は案件が安定稼働している状態になれば、週5フルで稼働しなくても週3日稼働で問題ないことも多いはずで、週3日を打診するということは難しくないと思います。

週5日の案件は大量にあるわけなので、週5日の通常案件に入って実績を作り、抜けられては困ると思われる状態を作ってみたら、週3日での稼働を打診するというのはアリだと思います。週3を断られたら契約更新のタイミングでその案件は抜けて、次の案件で同じことを打診するということを繰り返せば週3日の案件は見つかると思います。

効率は悪い方法ですが、単価を落とさずに探すなら有効な方法かと思います。

大手のエージェントでもスキルが高くなれば週3案件を紹介してくれる可能性はある

フリーランスに仕事を紹介してくれるエージェントは通常は週5日の案件のみ紹介となりますが、スキルが高くなってきて単価も高くなってくると週3の案件も紹介してくれる可能性は出てきます。

週3日の案件は少なくスキルが高いエンジニアに優先的に回ってくるというのもありますが、週5→週3で単価が下がっても元々単価が高い、高スキルのエンジニアであれば週3でもエージェントが十分マージン(中抜する金額)を取れるということも関係しています。

最初から週3を狙う場合も、押さえとして大手エージェントでも探すというのはアリかと思います。

確実に週3日で働くために目指すべきエンジニアの方向性


結論としては、週3日で働きたいのであれば、スキルが高く企業側が週3日でもよいから働いて欲しいと思ってもらえるようなプログラマーになることです。

週3案件は見つけにくい

週3日の仕事は普通に探しても見つかりにくいです

理由は単純で、日本では週5日働くことが当たり前であり、週5勤務を前提として仕事を回している会社がほとんどです。そのため企業側としては、普通に週5日勤務の人を雇う方が色々と労働の前提も同じになり面倒がなく、わざわざ週3日で働きたいという人を雇う必要はありません。

例えば同じ能力で週5日で働きたいという人と、週3日で働きたいという人がいた場合、稼働時間や単価調整などを考えれば、週5日で揃っていた方が管理などもしやすくなります。

週3でもよいから働いて欲しいと思われる人材になる

逆に考えると週3日でもよいから働いて欲しいと企業から思われる人材になれば、週3日で働くということを検討してもらえることになります。

それは希少なスキルや経験を持っていたり、スキルが高く短時間でも効率的に仕事をこなしてくれる人であれば、週3日でよいから来て欲しいと思うわけです。またエンジニアの採用は年々難しくなっているため、運が良ければ経験が浅くても週3案件にたどり着くことは可能です。

早く成長するためには「量をこなす」ことが重要

早く成長するには多くの経験を高速で経験することです。質を重視しすぎず、量を意識する方が僕の経験上では早く成長できると思っています。

極端な例では、仕事がない会社で働くよりは、若干ブラック企業っぽいところでがむしゃらに働く方が良いかったりします。そうすれば早く成長することができます。

ただし忙しいだけの仕事を長期間やるのはよくないです。忙しすぎる時間が長く続くと、自分で学習して新たなステップに進むことができなくなるからです。ほどよく自分で新しい技術を学習しながら、実践に活かしていくという事が理想です。

初心者の頃など経験が少ない頃は、暇な企業でゆっくりと仕事をするのはあまりオススメしなく、ある程度の忙しさは求めた方がよいように思います。自己学習と実践ではやはり成長スピードは異なってきます。

「自分で勉強して新しい技術を身につける」
 ↓
「現場で実践して高速で経験値を貯める」
 ↓
「新たな知識を身に着けてさらにステップアップしていく」

というサイクルをどんどん回すようにしましょう。

週3日の案件では、2パターンの求められ方がある

週3の案件が集まるようなサイトでは2パターンのエンジニアとしての求められ方があると思っています。

週3日でもよいから働いて欲しいと思われるエンジニア

先ほど紹介したように、企業では募集してもエンジニアを獲得するのが難しく、スキルが高かったり戦力としてバリバリ活躍してくれるエンジニアを企業は求めています。週3日でよいから働いて欲しいと思われるエンジニアになれば、週3日の募集案件に応募すれば高確率でオファーがきます。

逆にそういった高スキルのエンジニアを求めている企業に、経験が浅いエンジニアが応募しても採用される可能性は低くなります。

経験が浅くても単価を落とせば週3は可能

方法としては、副業として雇うことを前提としている企業で働くことです。

とにかく週5ではなく、経験がまだまだでも週3で働きたいという場合は、副業前提の時給が低い案件であれば採用される可能性は高まります。

実際に採用ができなくて困っている企業は多いのが現状です。人手が欲しい企業では、多少の経験不足でも単価次第でオファーを出してくれる企業は結構あります。

またケースバイケースですが、実力が伴っていて、この人なら週3日でも普通にきて欲しいと思われるような人材であれば、単価もきちんと提示してもらえるはず。ただそもそも人が来なくて困っている企業は、単価が出せていなくて人が来ないということも多いため、単価がそもそも低い可能性は否めません。

単価が低くても経験年数は上がっていきます。「経験年数●年」という形で聞かれたり経歴を書いたりするため、わざわざ自分から「週5でなく週3で働いてました」という必要もなく、経験年数は積み上がるので、単価が低くても週3案件をこなしていくことによって、いずれは単価が高い週3案件にたどり着ける可能性は高まります。

このように単価が落ちてもよければ経験が浅くても、週3日で働くことは可能です。しかもリモート勤務であることがこの場合は多かったりもします。

【注意点】週3勤務で周りと円滑に仕事をするための方法

週3日で働いていることで調子に乗らない

周りが週5勤務であれば、週3で働くというのは不公平に思われがちなので、そのあたりの配慮はすべきです。

社員の方は週5でバリバリ会社に働かされていて給料も低いことが多いため、週3日である程度の報酬をもらっているという状況はねたまれる可能性があります。

週3で働いていて他の日は、別の仕事をしていることを明示的に伝えるなどすれば、悪く思われることはないはずです。週3日働いてそれ以外は遊んでいるというような風に思われると疎ましく思ってくる人もいるはずで、このあたりは気を使うようにした方が無難です。

結果を意識して残す

週5の時も同じではありますが、企業側に「コストパフォーマンスが良い」と思われて、満足度を高める努力をすることは案件を継続するためには重要です。

継続してもらうためには、結果を残す必要があります。100%ではなく、プラスアルファで良さを感じてもらって120%満足してもらうということを心がけるようにするとよいと思います。僕は常にこれを意識して仕事をしています。

週3案件でオファーを出してもらうための商談ポイント


週3案件に応募する際は、面談をすることになると思いますが、その際のポイントを解説します。

長く働きたいと思っていることを伝える

企業としてはいい人なら長くいてもらいたいとも思うはず。最初の面談の際に、長くその現場で働きたいということを伝えることもポイントです。

週3で働きたい理由を明確にする

なぜ週3日での働き方を希望しているかの理由について、相手が納得するようなことを伝えるのも大きなポイントです。例えば、「週5だと疲れるから」「週3で働く以外の時は遊んでいたいから」などの理由ではあまりよい印象は与えられません。納得するような理由を述べるべきです。

実際に僕が伝えることもあるのは以下のような内容です。

・自分のサービスを仕事として作りたいけど、土日はスキルアップのための勉強もしないといけないし、なかなか開発まで手が回らないので、そのための活動時間を確保したいから。
・企業の常駐案件をやると実績を公開ずらいことが多く、フリーランスとして実績発信ができないのは致命的。公開しやすい実績の仕事を掛け持ちでやりたいので週3を希望している。

人によって色々な事情があると思うので、そのあたりを事前に考えておき、正確に伝わるようにすることが重要かと思います。

週3案件を探す時に注意すべき点

単価が低すぎる案件はやめた方がいい

週3の案件で探すと目につくのは、報酬額が低すぎる案件です。探せば案件は色々あるので、自分を安売りしてしまうような案件は避けて、しっかりと報酬をもらうようにしましょう。

家族からの反対を乗り切る

週3になると労働時間は減って自分の理想に近づけるけど、単純に収入は減るので家族がいると反対されるということがあります。

週5勤務→週3勤務になると、単価が変わらなければ単純に収入が減ることになります。結婚していれば奥さんや家族からの反対が結構あるかもしれません。こういった場合は、自分がなぜ週3日で働きたいのかを明確にしておいて、きちんと説明することで説得するしかありません。

税金面に気をつける

前年に結構稼いでいると週5から週3にすると収入が減ることになるため、税金面も翌年につらくなる可能性があります。しっかりとその差額分をシミュレーションしておき、貯金するなど考えて備えておく必要はあると思います。

大手エージェントの「週3からOK」などは信用しない

大手のエージェントなどだと、広告などで「高単価」や「週3勤務可」「リモート可」というキーワードをよく使っています。そういうプロモーションを見つけてもあまり大手エージェントなどには期待しない方がよいかと思います。大抵の場合は釣り的なものであり、現実は甘く有りません。

大手のエージェントを使うと実力が伴えば単価が上がりやすくなるのは事実です。ただ週5で常駐することが前提の案件しかほぼないので、過剰な期待はせず、一応話を聞いてみる程度で登録することがオススメです。たまによい案件があったりするので、間口を広げる意味では、大手のエージェントも抑えで登録しておくことをオススメします。

まとめ

週3日で働くためには、週3日で募集している案件が集まっているところに探しにいくのが効率的です。具体的には、週3日などの案件をメインに扱っているサイトやサービスなどです。

こういったところには、週3日でよいからいいエンジニアに来て欲しいと思っている企業が多く、結果的によい案件に巡り会える可能性が高まります。また、実力はあるけれどもまだまだ経験が浅い場合は、副業感覚で単価は低くてよいので週3日で働くという方法を試すのもありだと思います。

ご参考になれば幸いです。

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